Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

Matureな写真家のためのmatureなレンズ。c sonnar 1.5/50

この世に2種類のレンズがあるとする。ひとつはどんな状況でもミスをしないレンズ、もうひとつはミスは多いがうまく決まった時は芸術性を帯びるレンズ。ライカMマウントのうち純正以外の選択肢で代表的なZeissレンズ。C-sonnar 1.5/50は間違いなく後者に入る…

Kodak Portra (ポートラ400)

近所の写真屋さんはポートラをバラ売りしている貴重なお店だ。量販店ではポートラは通常5本セットでそこそこの値段で販売されている。普段カラーで撮らない私には5本セットの価格では少しためらってしまう。そんなわけで今回も1本のみ購入させてもらった。 …

Summilux 50mm asph. レビュー

50mmの楽しさを再認識させてもらったレンズ。従来までの球面の柔らかいテイストを残しながらもより鋭敏でコントラストを増加させており、非球面による収差の低減、なだらかで霧に包まれたようなBokehは素晴らしいとしか言いようがない。 マニアの間ではsummi…

50mmは世界を変えられるか

50mmフォトグラファーで有名なHenri Cartier-Bresson。彼の使い込まれたブラックのM3とズミルックス50mmをみて心を打たれないライカ好きはいないだろう。彼が50mmについてインタビューに答えていた記事があったので抜粋。なぜ50mmを使うのかという質問に対し…

富士カラーCD所感

カラーフィルムの現像を頼んでいる店で今回初めてCDデータ化を同時に注文してみたので、その所感と備忘録を書き記す。モノクロフィルムは自宅で現像しているが流石にカラーは敷居が高いため店に頼んでいる。そこそこ常連なのだからスルーしてもらっていいの…

Flickrのカバーフォトに選ばれた。

マニアックな話になるが、Flickr Ferrania P30のカバーフォトに私の写真が選ばれた。 Ferrania P30 | Flickr 選ばれたのは日本を代表とする名所スカツリーカフェ(?)だ。 これでお客さんが増えることを切に願う。(飲んだことないけど) せっかくなので少しだ…

28mmと35mmの使い分け

前回35mmと50mmに続いて今回は28mmと35mmについて所感を述べてみる。 以前書いたように私は間違いなく35mmの画角が好きで(35mm guy)、これまで撮影した90%以上の写真は35mmである。これだけ使っていると自然に35mmの画角が身につくため、今では自分の切り…

Ferrania P30 所感

1917年創立のFILM Ferrania社。フェラーリーから連想されるようにその名の通りイタリア北部の会社である。創立以来一貫して写真、映画用フィルムを第一のビジネスとしている。P30は1960年から続くロングセラーフィルムで粒子の細かさ、グレーの美しさなどが…

M-Rokkor 40mm F2.0 フィルム撮影

前回M-Rokkorの所感を述べた。今回はフィルム撮影での感想を述べたい。 重い腰を上げてフィルム撮りしてみた。オールドレンズはオールドな街並みがよい、と勝手ながらブラブラ上野浅草を散歩した。フィルムは残っていたRollei RPX100。実は最近Rolleiのシル…

M-Rokkor 40mm F2.0

国内販売のライカミノルタCLに付いてきたレンズ。ライカCLにはsummicron 40mmがセットとなっているが、基本的な設計は同じらしく、Rokkorといえどライカレンズと考えて差し支えないだろう。 第一印象は大変小さく軽い。ライカ現行レンズでもっともコンパクト…

Summilux 35mm asph. fle レビュー(備忘録)

レンズの性能や作りは誰がどう見ても最高峰なのは間違いないだろう。滑らかなヘリコイド(fleのためやや重さはある)、呆れるほどぴったりとハマる金属製フードなど、1ミクロンの誤差も許してないのではと錯覚する。 写りはとても現代的であり、開放から中心部…

Rolleiフィルム所感とFlickr Explore

お気に入りのフィルムはilfordHP5+だが、気まぐれでRollei RPX 400を購入してみた。フィルムを違う種類のものに変えることはデジカメでいうところのセンサーを変更することと同じで、こういったことができるのがフィルム写真の楽しいところでもある。とりあ…

GRとビギナーズラック

多くの人がそうであったように、大雪の翌日の朝は早起きして仕事に向かった。ファインキャプチャーを狙う意図はなかったが、記念に写真を撮っておこうと近所の公園に寄り道した。フィルムライカを持って行こうと思ったが、片手で撮れないこと、やや吹雪いて…

アンダーかオーバーか、GRと

前回、GRを露出計代わりに使っていると書いたが、もう少し補足。 私の機種はGRII(以下GR)だが、まあとにかくすこぶる優秀である。フルサイズにこだわってSONYのRX1Rから果てはRX1RMKIIまで使ったことがあるが、個人的にはGRが最もしっくりきた。35mmフォト…

GRとLeicaと

2018年 謹賀新年。 昨年の12月の忘年会で少しスピーチをすることになった。記念にと思い女性社員に「とりあえずボタン押せば撮れるから」とだけ伝えてGRを渡した。1億総カメラマンの時代、特に写真を撮ることに技術はいらない。しかしこの場合に困るのがカ…

Push process (増感現像)備忘録にかえて

モノクロフィルムのPush process (増感現像)に興味があったので実行してみた。そもそもそれがどんなものなのか理解するのに数日かかったが、日本語サイト、英語サイト、Youtubeを参考になんとか自分なりに解釈できた。 Summicron35mm/IlfordHP5+400to3200 …

35mmと50mmの使い分け

まあ今更という気がするが、35mmと50mmの使い分けについて考えてみたい。18mmから135mm程度であるので偉そうなことはいえないが、これまでたくさんのレンズを購入して、たくさんの焦点距離を使いまわしてきた。ほぼ9割以上が単焦点である。そして今、棚を見…

Leica M3レビュー

台風で外出もままならない。時間ができたので記録としてLeica M3の私的レビューを書こうと思う。ちなみに私のライカ遍歴はほぼゼロで、デジタルライカはいくつか使ったことがある程度だが、フィルムはM3が初めてである。きっかけは単純で、M3というものを触…

フィルムの画素と適切なプリントサイズ

先日の暗室ではブローニーと35 mmをプリントしたのだが、どうも35 mmの四つ切り(正確にはイルフォードRC小四つ切り)サイズはブローニーに比べ解像度の低下がみられたので、フィルムの画素について少し考えてみようと思うに至った。もちろんフィルムはセン…

ハイキーの罪状

いつもはIlford400かアクロス100のモノクロフィルムを使っているが、店頭に並んでいたNEW SEAGUL400というフィルムが気になったので購入してみた。値段も800円で、まあ一応made in UKと書かれているのでイギリス好きの私が選ばない理由はない。後でわかった…

1億画素に想いを寄せて

Nikon D850が発売され、あちこちでレビューが散見されるようになった。4575万画素の文字を目にするたびに肩が痛くなる。文字通り肩のあたりがジワリと重くなる感覚だ。これまでa7RII、RX1RIIを使用し呆れるほどの高画素と、それと引き換えに耐えなければなら…

ストラップあれこれ

なんでも福山雅治さんが愛用しているというOP/TECH USAのストラップが使用3年目をむかえほとほとくたびれてきたため、今回新調しようと思うにいたった。 私は基本的には手巻きでストラップを使っているためクッション性よりも軟度、取り回しの良さを重要視す…

モノクロ暗室体験と感想

都内にある暗室ワークショップに参加して実際にプリントを体験してみた。事前に少し予習はしていたが、実際に暗室に入るとその独特の雰囲気、レッドライトの妖艶さに少なからず興奮を覚えずにはいられなかった。 プリント手順自体は思ったより易しく、自宅の…

お気に入りのカメラバッグ

ONAのBoweryを使ってもう3年近くになる。カメラバッグらしくない外観と革のパーツ、サイズ感がちょうど良い。一眼レフを入れるにはやや頑張ってしまう感があるが、M型ライカのサイズ程度ならその他にフィルム、財布、スマホ、車の鍵などを入れても余裕がある…

思い出のカメラ:Nikon F100

Nikon D700 ISO200 1/250 f2 (Nokton 58mm) 1998年の12月にF5の軽量版として発売されたモデル。私が実際に手にしたのはそれからおよそ4年後の2002年あたりだったと思う。当時付き合っていた彼女が偶然にも写真学校を出たカメラマンであり、愛機がF100だった…

思い出のカメラ:Nikon D40

また梅雨に逆戻りしたような天気が続いていて、せっかくの休みなのに外出もままならない。それで写真を整理していたらふと手が止まった。Nikon D40で撮られた写真である。 ISO400 1/640 f13 18mm 川村美術館 思えば初めて一眼レフを購入したのが今から10年前…

モノクロで撮る意味について

自家現像を始めると当然モノクロフィルムを買う機会が増えるのだが、ここで改めてモノクロ写真の魅力、そしてカラーでもモノクロ変換できるのになぜあえてモノクロフィルムを使うのか、について考察してみる。 モノクロの魅力については多くの書籍、ブロガー…

モノクロ自家現像 #4 感想と反省

Leica M3 Summaron 35mm F3.5 Across 100 思い立っておよそ1ヶ月、準備に2週間程度かかった自家現像ですが、なんとかうまくいきました。感想としては自家現像をやられた多くの方と同様、やってみればそんなに難しくはない、という感じでしたがイージーかと…

モノクロ自家現像 #3

関東は不安定な天気が続いていますが、現像準備も整ったのでいよいよ実践にうつそうと思います。今回の大雑把なスケジュールです。 ダークバッグ内でフィルム準備 現像液注入(液温20℃で5分30秒) 停止液(水)注入(液温20℃で30秒) 定着液注入(液温20℃で3…

モノクロ自家現像 #2

今回使用(予定)の現像液について調べたことをまとめます。 現像液は粉タイプのD-76というものがもっとも一般的のようなのですが、粉末を秤に乗せて溶かしてという作業がどうにも自信がなく、また粉が飛散したらどうしようなど心配なので液体タイプを選択し…