Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

少し休息が必要かもしれない

海外から戻ってきてめっきり写欲が失せてしまった。 理由は分からないが、率直な気持ちを言葉にすれば撮りたい対象が無い、ということになる。 家族(といっても妻と猫の3人暮らし)の写真を撮るのは大変意味のあることだが数年後に見直して「なんか若いねー…

X線によるフィルムへの影響(フィルムカメラ)

所用により日本を離れていたことは以前書いた。 持参したカメラはデジカメではGRII、フィルムカメラはHasselblad 500CM、そして前回のRollei 35である。 カメラの選択には1ヶ月かかった。せっかくなら中判で撮りたい。しかしサイズや重さの問題がある。35mm…

Rollei 35 レビュー

所用で日本を離れていた。旅の記録についてはおいおい書くとして、Rollei 35を持って行ったので、旅カメラとしての実地レビュー。 Rollei 35 Germany Rollei 35シリーズはいくつか種類あるが、私の使っているのはベーシックなモデルの35。運よく?Germany製。…

CONTAX LAST DAY : G2 レビュー

T3、T2に引き続き、今回は最終回ということで CONTAX G2 について簡易レビューしてみたい。 CONTAX G2 14年前(2005年)に製造が終わった製品なので今更感はあるが、一応簡単に説明しておくと、G2はGマウントレンズ交換式AFカメラで操作は全て電子化されてい…

CONTAX DAY 2 : T2 レビュー

前回に引き続き、今回はCONTAX T2 についてレビュー。所感としてはかなり頑丈なカメラで、実際厚みのあるチタンが使われており、重量もサイズから予測されるより重い。とはいえフルサイズレンズ1個分(およそ 300 g)程度の重さなので、持ち歩きに困ること…

CONTAX DAY 1 : T3 レビュー

チタン外装されたボディに Zeiss の銘玉 Sonnar が装備された超プレミアムコンパクトカメラ。友人の妻の親父さんが山岳マニアでカメラを沢山持っておりこれはその1台。 CONTAX T3 以前から気にはなっていたが、今回試用できる機会に恵まれたのでレビュー。…

レンズのカラー選びについて思う事

最近シルバー(クロム)のレンズとブラックボディの組み合わせが気に入っている。 Zeiss C-Sonnar 50mm F1.5 ZM これまでブラックボディにはブラックレンズが最良であると、ある種の先入観(目立ちにくい)を持っていたのだが、ズマロンなどライカのオールド…

LEICA SUMMICRON 35mm F2 ASPH. (第四世代)レビュー

私の使用していたモデルは現行のフードねじ込み式の1つ前のものでフード組み込み式と呼ばれるもの。いわゆる7枚玉の次世代に相当するモデル、4世代目である。 非球面レンズ採用とあって先代までに比べやや重いものの相変わらずのコンパクトさで、取り回し…

ストリートフォトについて思う事

ストリートフォトを定義するのは非常に難しいが、色々調べると基本的にはヒトと人工物の組み合わせが写っている写真をそう呼ぶらしい。 ただし人といっても自分の家族や友人ではダメで(それらはポートレートや記念のスナップ写真になる)、全く赤の他人、し…

LEICA SUMMARIT 50mm F1.5 L レビュー

LEICA M3の購入と同時に入手したレンズで今はもう手元にない。ロクな作例も残っていないが、せっかくなので備忘録も兼ねてレビューしたい。 Leica M3 // summarit 50mm F1.5 L 先代クセノンを改良し、1954年から60年にかけて製造されたレンズで最短1m、フィ…

CineStill フィルムレビュー

ブログ記事を読んでいたらとても豊かなトーンの写真が掲載されていて、大変興味が湧いたので著者にもお尋ねして、早々使用する機会に恵まれた。 CineStill BWXXは元々はEastman Kodak Double-X(5222)シネマ用のフィルムとあってダイナミックレンジ(トーン…

Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 ZM レビュー

スカッと抜ける、とにかくその一言に尽きる。 広角特有の歪みを抑えたBiogonタイプならではの果てしなく続く地平線の描写、不安を取り除いたアーキテクチャの直進性描写など、見る人が見れば気持ちいい、と感じるのではないだろうか。 現在ZMのBiogonタイプ…

LEICA SUMMARON 35mm F2.8 レビュー

前回F3.5のレビューを書いたので、今回はF2.8について。 4群6枚のレンズ構成はF3.5と同じだが、ランタンガラスを使用したことで半段ほど明るいF2.8となった。E39径のF3.5は190gで、こちらは160gと30gほど軽い。最短もF3.5の1m(眼鏡無)から70 cmとなってお…

LEICA SUMMARON 35mm F3.5 (goggle)レビュー

LEICA M3用に買った35 mmレンズで、眼鏡付きのもの。サイズが重くなる反面、M3の宿命である最短撮影距離1 mをゆうに割り込み、65 cmまで近接できる優れもの。 M3 & Summaron 35mm F3.5 写真家の渡部さとる氏も著書『旅するカメラ』の中で、印画紙にネガを焼…

これまでの35mmを振り返る統括レビューダイジェスト

年号が変わって新しい時代になったので、これまで使ってきた35mmをそれぞれレビューしてみたい。(お時間のある時にご覧下さい。そして、これらは完全に私の主観でお気に入りはあれど、特定のレンズを批判するつもりはありません。また基本的にはフィルム撮…

私が今でもGR II を使い続ける理由(GR III を買わずにいる理由)

いつでもポチる準備はできていた。 カートの中に入れたGR III。GRファンの1人として買わないわけにはいかない。中学生の頃、なけなしの小遣いを貯めて大好きなGuns N' RosesのCDを集めていた。手持ちのアルバムと同じ楽曲が収録されたベスト盤(昔はこの商…

40mmとNoktonとBatis

40mmという画角にはどこか歯がゆくも、愛おしいイメージがある。 旅先でレンズ交換をしない(したくない)私にとって出発の前夜など、35mmか50mmかで小一時間悩むこともあり、2つのレンズをカメラに付け替えては感触を確かめたり、右手と左手にそれぞれレン…

脳 MRI (備忘録)大きいは正義?

先日脳MRIを受けてきた。 実はめまいがぶり返しており、その関係で大学病院へ紹介状という形になった。「うちではこれ以上はどうしようもありません」という医師(近所の耳鼻咽喉科)の言葉は素晴らしい。プライドや見栄でダラダラと診察を続けられるよりは…

Hasselblad 500C/M レビュー(棒ノ折山編)

年明け早々、埼玉県飯能市にある棒ノ折山(969m)に登ってきた。前回書いためまいのリハビリも兼ねて(めまいはむしろ積極的に体などを動かした方が良いらしいので)の日帰り登山だった。 今回持参したカメラはHasselblad 500C/MとPlanar C80mm F2.8(35mm換…

世界はそれでも回っている(良性発作性頭位めまい症)

本日はカメラとは関係ない話。もしこれを見ている方がいれば、いつか自分もそうなるかもしれない、その時はこのブログを思い出して欲しい。 Denmark 昨年末、少し鼻風邪を引いてしまった。1週間もしないうちに軽快したので、特に気にすることもなくその日の…

Nikon New FM2 デビュー&レビュー in 江戸川橋

Nikon New FM2(以下FM2)はいつか使いたいと思っていたカメラだが、謹賀新年、財布の口が開放F1.2となった今がその時である。 昼食に蒸し鶏と卵のサンドウィッチを食べてからリュックを背負って電車に乗る。新宿で降りてからカメラ店をあちこち回り、FM2ボ…

Hasselblad 500C/M レビュー

ハッセルブラッドは1841年光学産業に参入した(ライカはその8年後)。そして1957年、標準的なコンシューマーモデルである500Cが発売された。1962年に宇宙飛行士のウォルター・シラーが500Cで宇宙空間を撮影したことからハッセルブラッドは急成長したと考えら…

なぜフィルムで撮るのか(2018年末考察記)

デジタルカメラ全盛期(というか成熟期)においてフィルムで撮っていると時々自問自答することがある。なぜわざわざこんな面倒な作業で写真を撮るのだろう。フィルムでないとならない理由は1つもないし、デジタルだろうがフィルムだろうが結局はデータ(フ…

心のフィルムに焼き付けて(失敗備忘録)

先日古い友人に会うために都内に向かった。久々の再会で、まあ年末でもあるし、近況報告もということで2人だけの同窓会(そもそも私にはほとんど友人がいない)。 最初カメラ無しで出かける準備をしていたのだが、棚の隅にあったペンタックスがPentacon 50/…

APS-Cについて思うこと。

先日所用ついでに六本木の富士フイルム本社で機材レンタルをしてみたところ、APS-C機について思うところがあったので備忘録。 コンシューマ向けの廉価でコンパクトなミラーレスフルサイズが当たり前になってきた現在、かつて高額で一部のプロにしか使われな…

GITZO - GT0545T (GK0545T) レビュー

Velbon UT-43Qを使用してもう5年になる。UT-43Qは全長はおよそ30 cmでとてもコンパクト。重さは1 kg程度なのでその気になればビジネスカバンにも入る。三脚として問題は何もない。 しかしMAMIYA RZ67 PRO IIを乗せるとグラついてしまう。RZ67はおよそ3kg、…

Carl Zeiss Distagon 35mm T* F1.4 ZM レビュー

一言で表すと、素晴らしいレンズである。 ビルドクオリティーは逞しく、その大きな口径はたっぷりと光を取り入れることを担保しており、他のレンジファインダー用レンズを圧倒する大きさはどのような環境にも耐えうるという信頼の証である。 35mm F1.4という…

撮らなきゃならないと思った瞬間に何かが壊れた話

先日、やや身体がだるかったが、最近写真をとっていないので撮らなきゃなーと思いながら重たい中判カメラをリュックに詰めた。それから玄関に座ってスニーカーの靴紐を結び直してみたりするが、どうにもだるい。疲労蓄積。40代更年期。それでも気を振り絞っ…

Voigtländer NOKTON 35mm F1.2 Aspherical Ⅱ レビュー(備忘録)

数ヶ月前にflickrにのせたNoktonの写真へ先日コメントがついた。それで、ああ、そういえばこんなレンズ持っていたなーと思い出して備忘録。 正直なところフォクトレンダーのノクトンは借り物含めてこれで4本目であるがどれもシックりとこなかった。おそらく…

LEICA SUMMICRON-M 50mm F2 第四世代 レビュー

おそらくライカMマウントのレンズ群の中ではトータルで最も安定性と信頼性の高いレンズだろう。ライカのブランド価値が実性能価格の30%程度は上昇させていることは否定できないが、そのコンパクトさ、すこぶる優秀な光学性能はレンジファインダーがなんたる…