Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

撮らなきゃならないと思った瞬間に何かが壊れた話

先日、やや身体がだるかったが、最近写真をとっていないので撮らなきゃなーと思いながら重たい中判カメラをリュックに詰めた。それから玄関に座ってスニーカーの靴紐を結び直してみたりするが、どうにもだるい。疲労蓄積。40代更年期。それでも気を振り絞っ…

Nokton 35mm f1.2 asph II レビュー(備忘録)

数ヶ月前にflickrにのせたNoktonの写真へ先日コメントがついた。それで、ああ、そういえばこんなレンズ持っていたなーと思い出して備忘録。 正直なところフォクトレンダーのノクトンは借り物含めてこれで4本目であるがどれもシックりとこなかった。おそらく…

Summicron 50mm v4 第四世代 備忘録

お気に入りのズミクロンについて私的考察と備忘録。 おそらくライカMマウントのレンズ群の中ではトータルで最も安定性と信頼性の高いレンズだろう。フィルター径39mmのf2で暗いこと、またライカブランドによるプレミアで本来の性能価格の30%程度は上昇して…

草津温泉とRZ67、ライカM6、旅の思い出

圏央道から関越、それから渋川伊香保ICで降りて約2時間。雄大な山々が連なるロマンティック街道を抜けてようやく草津に到着する。日本有数の温泉街。 車を適当な場所に停めてから町並みを散策する。民芸店や居酒屋が所狭しと並ぶ路地裏を浴衣姿の女性たちが…

Leica Summilux 50mm 第二世代 レビュー

以前現行ズミルックス50mm(asph)をレビューしたので、今回はそれ以前、いわゆるpre-asphと呼ばれるもののうち第二世代をレビュー。 鏡筒の作りが秀逸な貴婦人こと1stから改良を加えた第二世代。呼び方は色々あるが、1stのマイナーチェンジということで『後…

レンジファインダー・ビヨンド(フォクトレンダーcolor skopar 21mm F4P)

コシナのcolor skopar 21mm。随分前に新同品を安く手に入れることができたので備忘録レビュー。 ライカのフレームに21mmはないため、別途ホットシューにつける外付ファインダーが必要だが、私は外付無しの撮影が気に入っている。 M3だろうが、M6だろうが普通…

写真と共時性(シンクロニシティ)

これは全て実話である。 不思議な事があるもので、今朝オフィスに入り、窓際の私のデスクの上にカバンを置こうとした瞬間、黒い物体があるのに気が付いた。ちょうど度入りのサングラスを外したところだったためディテールはよく分からないが、何やら毛並みら…

M6 with 世界を変えた書物展

上野の森美術館で開催されている世界を変えた書物展を観てきた。 感想を述べると展示会室のレイアウト、構成、もちろん展示品である貴重な蔵書類全てが素晴らしく無料というのが信じられないほどの出来栄えだった。おそらく金沢工業大学の学生陣もヘルプして…

Leica M6 レビュー

1984年デビューの露出計搭載モデル。M型のマウントとして基本スペックは踏襲しており、フレームの数が多いこと、そしてTTL露出計が付いたことが最大の特徴だろうか。 M6のレビューを調べると皆色々な感想や意見を述べている。好意的なもの、初心者向きだとす…

SMC Takumar 55mm f1.8 分解そして清掃(カビ取り)

まさかレンズを分解することになるとは思わなかった。 幸か不幸か、私はこれまでカビありレンズというものに当たったことがない。というのも、多少高くてもカビありという表記を避けてきたからだ。クモリはいい、チリも埃も、しかしカビ跡ならまだしも、現役…

Hektor 135mm f4.5 (ヘクトール135mm)

ライカのレンズは本当に面白いな、としみじみ感じた。90mmで中望遠の耐性がついたためか、今度はライカの135mmを試してみたくなった。 もっとも135mmは前回500円で買ったTakumarのレンズで経験済みであり、90mmにはないさらなる圧縮効果に大変興奮を覚えた。…

ギアはシンプルにすべし(遠征備忘録)

数日前に秩父の宝登山に登った。登山といっても日帰りのできる軽いハイキングコースである。久々の遠征でもあるし新しいバッグ(Peak design20L)の使用感(こちらは後日投稿予定)もかねてカメラを4台を持参した。それぞれa7s+SEL85、GRII、Plaubel Makina6…

ワンコインレンズ、ワンコインカメラ(Asahi Pentax SP, Takumar 135mm)

妻の買い出しに付き合わされて街に出かけたところ、行きつけのカメラ屋さんがワゴンセールを催していたので覗いてみる。文字通りワゴンの中に無造作に積み上げられたカメラ、レンズ群。もちろんどれもジャンク品でALL500円の値札が貼られている。その中でひ…

WHOとゲーム障害、カメラ脳

ずいぶん前になるが、サックスプレーヤーの菊地成孔さんがラジオでアドリブ脳について話しているのを聞いたことがある。同じくサックスプレーヤーであるエリックドルフィー氏のおでこの瘤(こぶ)を、素晴らしいアドリブの詰まった『アドリブ脳』だというわ…

ライカと90mm (テレエルマリート 90mm fat)

ライカ、というかレンジファインダーにおける中望遠〜望遠レンズの立ち位置は微妙だ。ファインダーが狭くなる上、一眼レフと異なりファインダー像は全く変化しないため、例えばbokehの程度がどうであるとか、結果のシュミレーションができない。そしてこれは…

Summicron 35mm 6 elements(ズミクロン 6枚玉)

初夏の日差しがほのかに降り注ぐ日曜日の午後、東京散策に出かける。ちょうどフィルムを1ロール使い切ったところで老舗カメラ屋を覗いてみる。ショーケース内に所狭しと並んだレンズ群。その中にSummicron 35mmの6枚玉をみつけた。 ズミクロン35mmは初代の8…

Biogon 35mm 2/35 ZM ショートレビュー

前回のSonnarに続き、Biogonについて私的考察をしてみたい。 coalfishsholco.hatenablog.jp 職場の同僚曰く「手放す予定なのでよかったらどうぞ」という流れで私の手元にきたものだが、結局返却してしまい今はもうない。ほとんど撮る時間もなくレビューする…

Matureな写真家のためのmatureなレンズ。Zeiss c sonnar 50mm F1.5

この世に2種類のレンズがあるとする。ひとつはどんな状況でもミスをしないレンズ、もうひとつはミスは多いがうまく決まった時は芸術性を帯びるレンズ。ライカMマウントのうち純正以外の選択肢で代表的なZeissレンズ。C-sonnar 1.5/50は間違いなく後者に入る…

Kodak Portra (ポートラ400)

近所の写真屋さんはポートラをバラ売りしている貴重なお店だ。量販店ではポートラは通常5本セットでそこそこの値段で販売されている。普段カラーで撮らない私には5本セットの価格では少しためらってしまう。そんなわけで今回も1本のみ購入させてもらった。 …

Leica Summilux 50mm asph. レビュー (備忘録)

前回35mmのレビューをしたので今回は50mmのレビュー。 ライカの50mmはズミクロンに代表されるように球面レンズでの構成が基本であり、またそれでいて非球面を必要としないくらいの高解像度と収差の抑制がなされている。それほどの高次元のレンズをさらに次の…

50mmは世界を変えられるか

50mmフォトグラファーで有名なHenri Cartier-Bresson。彼の使い込まれたブラックのM3とズミルックス50mmをみて心を打たれないライカ好きはいないだろう。彼が50mmについてインタビューに答えていた記事があったので抜粋。なぜ50mmを使うのかという質問に対し…

富士カラーCD所感

カラーフィルムの現像を頼んでいる店で今回初めてCDデータ化を同時に注文してみたので、その所感と備忘録を書き記す。モノクロフィルムは自宅で現像しているが流石にカラーは敷居が高いため店に頼んでいる。そこそこ常連なのだからスルーしてもらっていいの…

Flickrのカバーフォトに選ばれた。

マニアックな話になるが、Flickr Ferrania P30のカバーフォトに私の写真が選ばれた。 Ferrania P30 | Flickr 選ばれたのは日本を代表とする名所スカツリーカフェ(?)だ。 これでお客さんが増えることを切に願う。(飲んだことないけど) せっかくなので少しだ…

28mmと35mmの使い分け

前回35mmと50mmに続いて今回は28mmと35mmについて所感を述べてみる。 以前書いたように私は間違いなく35mmの画角が好きで(35mm guy)、これまで撮影した90%以上の写真は35mmである。これだけ使っていると自然に35mmの画角が身につくため、今では自分の切り…

Ferrania P30 所感

1917年創立のFILM Ferrania社。フェラーリーから連想されるようにその名の通りイタリア北部の会社である。創立以来一貫して写真、映画用フィルムを第一のビジネスとしている。P30は1960年から続くロングセラーフィルムで粒子の細かさ、グレーの美しさなどが…

M-Rokkor 40mm F2.0 フィルム撮影

前回M-Rokkorの所感を述べた。今回はフィルム撮影での感想を述べたい。 重い腰を上げてフィルム撮りしてみた。オールドレンズはオールドな街並みがよい、と勝手ながらブラブラ上野浅草を散歩した。フィルムは残っていたRollei RPX100。実は最近Rolleiのシル…

M-Rokkor 40mm F2.0

国内販売のライカミノルタCLに付いてきたレンズ。ライカCLにはsummicron 40mmがセットとなっているが、基本的な設計は同じらしく、Rokkorといえどライカレンズと考えて差し支えないだろう。 第一印象は大変小さく軽い。ライカ現行レンズでもっともコンパクト…

Leica Summilux 35mm asph. fle レビュー(備忘録)

ライカユーザーならば誰もが憧れる35mm大口径レンズ。今回たまたま使用する機会に恵まれたので備忘録レビューをしてみたい。 レンズの性能や作りは誰がどう見ても最高峰なのは間違いないだろう。滑らかなヘリコイド(fleのためやや重さはある)や絞りのタイト…

Rolleiフィルム所感とFlickr Explore

お気に入りのフィルムはilfordHP5+だが、気まぐれでRollei RPX 400を購入してみた。フィルムを違う種類のものに変えることはデジカメでいうところのセンサーを変更することと同じで、こういったことができるのがフィルム写真の楽しいところでもある。とりあ…

GRとビギナーズラック

多くの人がそうであったように、大雪の翌日の朝は早起きして仕事に向かった。ファインキャプチャーを狙う意図はなかったが、記念に写真を撮っておこうと近所の公園に寄り道した。フィルムライカを持って行こうと思ったが、片手で撮れないこと、やや吹雪いて…