Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

レンズのカラー選びについて思う事

最近シルバー(クロム)のレンズとブラックボディの組み合わせが気に入っている。 Zeiss C-Sonnar 50mm F1.5 ZM これまでブラックボディにはブラックレンズが最良であると、ある種の先入観(目立ちにくい)を持っていたのだが、ズマロンなどライカのオールド…

LEICA SUMMICRON 35mm F2 ASPH. (第四世代)レビュー

私の使用していたモデルは現行のフードねじ込み式の1つ前のものでフード組み込み式と呼ばれるもの。いわゆる7枚玉の次世代に相当するモデル、4世代目である。 非球面レンズ採用とあって先代までに比べやや重いものの相変わらずのコンパクトさで、取り回し…

ストリートフォトについて思う事

ストリートフォトを定義するのは非常に難しいが、色々調べると基本的にはヒトと人工物の組み合わせが写っている写真をそう呼ぶらしい。 ただし人といっても自分の家族や友人ではダメで(それらはポートレートや記念のスナップ写真になる)、全く赤の他人、し…

LEICA SUMMARIT 50mm F1.5 L レビュー

LEICA M3の購入と同時に入手したレンズで今はもう手元にない。ロクな作例も残っていないが、せっかくなので備忘録も兼ねてレビューしたい。 Leica M3 // summarit 50mm F1.5 L 先代クセノンを改良し、1954年から60年にかけて製造されたレンズで最短1m、フィ…

CineStill フィルムレビュー

ブログ記事を読んでいたらとても豊かなトーンの写真が掲載されていて、大変興味が湧いたので著者にもお尋ねして、早々使用する機会に恵まれた。 CineStill BWXXは元々はEastman Kodak Double-X(5222)シネマ用のフィルムとあってダイナミックレンジ(トーン…

Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 ZM レビュー

スカッと抜ける、とにかくその一言に尽きる。 広角特有の歪みを抑えたBiogonタイプならではの果てしなく続く地平線の描写、不安を取り除いたアーキテクチャの直進性描写など、見る人が見れば気持ちいい、と感じるのではないだろうか。 現在ZMのBiogonタイプ…

LEICA SUMMARON 35mm F2.8 レビュー

前回F3.5のレビューを書いたので、今回はF2.8について。 4群6枚のレンズ構成はF3.5と同じだが、ランタンガラスを使用したことで半段ほど明るいF2.8となった。E39径のF3.5は190gで、こちらは160gと30gほど軽い。最短もF3.5の1m(眼鏡無)から70 cmとなってお…

LEICA SUMMARON 35mm F3.5 (goggle)レビュー

LEICA M3用に買った35 mmレンズで、眼鏡付きのもの。サイズが重くなる反面、M3の宿命である最短撮影距離1 mをゆうに割り込み、65 cmまで近接できる優れもの。 M3 & Summaron 35mm F3.5 写真家の渡部さとる氏も著書『旅するカメラ』の中で、印画紙にネガを焼…

これまでの35mmを振り返る統括レビューダイジェスト

年号が変わって新しい時代になったので、これまで使ってきた35mmをそれぞれレビューしてみたい。(お時間のある時にご覧下さい。そして、これらは完全に私の主観でお気に入りはあれど、特定のレンズを批判するつもりはありません。また基本的にはフィルム撮…

私が今でもGR II を使い続ける理由(GR III を買わずにいる理由)

いつでもポチる準備はできていた。 カートの中に入れたGR III。GRファンの1人として買わないわけにはいかない。中学生の頃、なけなしの小遣いを貯めて大好きなGuns N' RosesのCDを集めていた。手持ちのアルバムと同じ楽曲が収録されたベスト盤(昔はこの商…

40mmとNoktonとBatis

40mmという画角にはどこか歯がゆくも、愛おしいイメージがある。 旅先でレンズ交換をしない(したくない)私にとって出発の前夜など、35mmか50mmかで小一時間悩むこともあり、2つのレンズをカメラに付け替えては感触を確かめたり、右手と左手にそれぞれレン…

脳 MRI (備忘録)大きいは正義?

先日脳MRIを受けてきた。 実はめまいがぶり返しており、その関係で大学病院へ紹介状という形になった。「うちではこれ以上はどうしようもありません」という医師(近所の耳鼻咽喉科)の言葉は素晴らしい。プライドや見栄でダラダラと診察を続けられるよりは…

遠征備忘録(2)棒ノ折山にてHasselblad 500C/M

年明け早々、埼玉県飯能市にある棒ノ折山(969m)に登ってきた。前回書いためまいのリハビリも兼ねて(めまいはむしろ積極的に体などを動かした方が良いらしいので)の日帰り登山だった。今回持参したカメラはHasselblad 500C/MとPlanar C80mm F2.8(35mm換…

世界はそれでも回っている(良性発作性頭位めまい症)

本日はカメラとは関係ない話。もしこれを見ている方がいれば、いつか自分もそうなるかもしれない、その時はこのブログを思い出して欲しい。 昨年末、少し鼻風邪を引いてしまった。1週間もしないうちに軽快したので、特に気にすることもなくその日の夜はいつ…

Nikon New FM2 デビュー&レビュー in 江戸川橋

Nikon New FM2(以下FM2)はいつか使いたいと思っていたカメラだが、謹賀新年、財布の口が開放F1.2となった今がその時である。 昼食に蒸し鶏と卵のサンドウィッチを食べてからリュックを背負って電車に乗る。新宿で降りてからカメラ店をあちこち回り、FM2ボ…

小さなジュエリーボックス- Hasselblad 500C/M

ハッセルブラッドは1841年、ライカ(正確にはオプティシェス・インスティトゥート)は1849年、現在の2社の前身として光学産業に参入した。 その後、(異論はあるにしても)、コンシューマー向けのライカM3は1954年、ハッセルブラッド500Cは1957年に誕生した…

なぜフィルムで撮るのか(2018年末考察記)

デジタルカメラ全盛期(というか成熟期)においてフィルムで撮っていると時々自問自答することがある。なぜわざわざこんな面倒な作業で写真を撮るのだろう。フィルムでないとならない理由は1つもないし、デジタルだろうがフィルムだろうが結局はデータ(フ…

心のフィルムに焼き付けて(失敗備忘録)

先日古い友人に会うために都内に向かった。久々の再会で、まあ年末でもあるし、近況報告もということで2人だけの同窓会(そもそも私にはほとんど友人がいない)。 最初カメラ無しで出かける準備をしていたのだが、棚の隅にあったペンタックスがPentacon 50/…

APS-Cについて思うこと。

先日所用ついでに六本木の富士フイルム本社で機材レンタルをしてみたところ、APS-C機について思うところがあったので備忘録。 コンシューマ向けの廉価でコンパクトなミラーレスフルサイズが当たり前になってきた現在、かつて高額で一部のプロにしか使われな…

GITZO - GT0545T (GK0545T) レビュー

Velbon UT-43Qを使用してもう5年になる。UT-43Qは全長はおよそ30 cmでとてもコンパクト。重さは1 kg程度なのでその気になればビジネスカバンにも入る。三脚として問題は何もない。 しかしMAMIYA RZ67 PRO IIを乗せるとグラついてしまう。RZ67はおよそ3kg、…

Carl Zeiss Distagon 35mm T* F1.4 ZM レビュー

一言で表すと、素晴らしいレンズである。 ビルドクオリティーは逞しく、その大きな口径はたっぷりと光を取り入れることを担保しており、他のレンジファインダー用レンズを圧倒する大きさはどのような環境にも耐えうるという信頼の証である。 35mm F1.4という…

撮らなきゃならないと思った瞬間に何かが壊れた話

先日、やや身体がだるかったが、最近写真をとっていないので撮らなきゃなーと思いながら重たい中判カメラをリュックに詰めた。それから玄関に座ってスニーカーの靴紐を結び直してみたりするが、どうにもだるい。疲労蓄積。40代更年期。それでも気を振り絞っ…

Voigtländer NOKTON 35mm F1.2 Aspherical Ⅱ レビュー(備忘録)

数ヶ月前にflickrにのせたNoktonの写真へ先日コメントがついた。それで、ああ、そういえばこんなレンズ持っていたなーと思い出して備忘録。 正直なところフォクトレンダーのノクトンは借り物含めてこれで4本目であるがどれもシックりとこなかった。おそらく…

LEICA SUMMICRON-M 50mm F2 第四世代 レビュー

おそらくライカMマウントのレンズ群の中ではトータルで最も安定性と信頼性の高いレンズだろう。ライカのブランド価値が実性能価格の30%程度は上昇させていることは否定できないが、そのコンパクトさ、すこぶる優秀な光学性能はレンジファインダーがなんたる…

草津温泉とMamiya RZ67 Pro II、LEICA M6、旅の思い出

圏央道から関越、それから渋川伊香保ICで降りて約2時間。雄大な山々が連なるロマンティック街道を抜けてようやく草津に到着する。日本有数の温泉街。 車を適当な場所に停めてから町並みを散策する。民芸店や居酒屋が所狭しと並ぶ路地裏を浴衣姿の女性たちが…

LEICA SUMMILUX-M 50mm F1.4 2nd 第二世代 レビュー

以前現行ズミルックス50mm(asph)をレビューしたので、今回はそれ以前、いわゆるpre-asphと呼ばれるもののうち第二世代をレビュー。 鏡筒の作りが秀逸な貴婦人こと1stから改良を加えた第二世代。呼び方は色々あるが、1stのマイナーチェンジということで『後…

レンジファインダー・ビヨンド(Voigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4P)

Voigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4P。随分前に新同品を安く手に入れることができたので備忘録レビュー。 ライカのフレームに21mmはないため、別途ホットシューにつける外付ファインダーが必要だが、私は外付無しの撮影が気に入っている。 M3だろうが、M6だろ…

M6 with 世界を変えた書物展

上野の森美術館で開催されている世界を変えた書物展を観てきた。 感想を述べると展示会室のレイアウト、構成、もちろん展示品である貴重な蔵書類全てが素晴らしく無料というのが信じられないほどの出来栄えだった。おそらく金沢工業大学の学生陣もヘルプして…

Leica M6 レビュー

1984年デビューの露出計搭載モデル。M型のマウントとして基本スペックは踏襲しており、フレームの数が多いこと、そしてTTL露出計が付いたことが最大の特徴だろうか。 M6のレビューを調べると皆色々な感想や意見を述べている。好意的なもの、初心者向きだとす…

SMC Takumar 55mm f1.8 分解そして清掃(カビ取り)

まさかレンズを分解することになるとは思わなかった。 幸か不幸か、私はこれまでカビありレンズというものに当たったことがない。というのも、多少高くてもカビありという表記を避けてきたからだ。クモリはいい、チリも埃も、しかしカビ跡ならまだしも、現役…