Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

これまでの50mmライカMマウントレンズを振り返る総括レビュー

どうも調子が出ない。それでこれまで使ってきた 50 mmレンズをそれぞれレビューしようと思い立った。(35mmでもそうでしたが、これらは完全に私の主観でお気に入りはあれど、特定のレンズを批判するつもりはありません。また基本的にはライカMマウントでフィ…

誰がためにフィルムで撮る For Whom the Film Is Taken

写欲は一向に戻らない。最後に記事を投稿してから撮影したのは120フィルム2ロールのみ。猫と花と、正月の家族写真。 元日の猫 Hasselblad 500C/M CF100mm F3.5 以前から気になっていたZINE。撮りためた材料も集まった事だし、そろそろ1冊、というわけで FU…

少し休息が必要かもしれない

海外から戻ってきてめっきり写欲が失せてしまった。 理由は分からないが、率直な気持ちを言葉にすれば撮りたい対象が無い、ということになる。 家族(といっても妻と猫の3人暮らし)の写真を撮るのは大変意味のあることだが数年後に見直して「なんか若いねー…

ヨーロッパ遠征記(X 線によるフィルムへの影響)

前回に続いて:ヨーロッパへ持参したカメラは Hasselblad 500C/M、Rollei 35 そして GR II 。 選択には 1 ヶ月かかった。中判で撮りたいが如何せん大きい。フルサイズデジカメは必要だろうか、GR II で十分かな、などなど。まあよくある悩みだ。結局本能にし…

Rollei 35 レビュー

所用で日本を離れていた。旅の記録についてはおいおい書くとして、Rollei 35を持って行ったので、旅カメラとしての実地レビュー。 Rollei 35 Germany Rollei 35シリーズはいくつか種類あるが、私の使っているのはベーシックなモデルの35。運よく?Germany製。…

CONTAX G2 レビュー

T3、T2に引き続き、今回は最終回ということで CONTAX G2 について簡易レビューしてみたい。 CONTAX G2 14年前(2005年)に製造が終わった製品なので今更感はあるが、一応簡単に説明しておくと、G2はGマウントレンズ交換式AFカメラで操作は全て電子化されてい…

CONTAX T2 レビュー

前回に引き続き、今回はCONTAX T2 についてレビュー。所感としてはかなり頑丈なカメラで、実際厚みのあるチタンが使われており、重量もサイズから予測されるより重い。とはいえフルサイズレンズ1個分(およそ 300 g)程度の重さなので、持ち歩きに困ること…

CONTAX T3 レビュー

チタン外装されたボディに Zeiss の銘玉 Sonnar が装備された超プレミアムコンパクトカメラ。友人の妻の親父さんが山岳マニアでカメラを沢山持っておりこれはその1台。 CONTAX T3 以前から気にはなっていたが、今回試用できる機会に恵まれたのでレビュー。…

LEICA SUMMICRON 35mm F2 ASPH. (第四世代)レビュー

私の使用していたモデルは現行のフードねじ込み式の1つ前のものでフード組み込み式と呼ばれるもの。いわゆる7枚玉の次世代に相当するモデル、4世代目である。 非球面レンズ採用とあって先代までに比べやや重いものの相変わらずのコンパクトさで、取り回し…

ストリートフォトについて思う事

ストリートフォトを定義するのは非常に難しいが、色々調べると基本的にはヒトと人工物の組み合わせが写っている写真をそう呼ぶらしい。 ただし人といっても自分の家族や友人ではダメで(それらはポートレートや記念のスナップ写真になる)、全く赤の他人、し…

LEICA SUMMARIT 50mm F1.5 L レビュー

LEICA M3の購入と同時に入手したレンズで今はもう手元にない。ロクな作例も残っていないが、せっかくなので備忘録も兼ねてレビューしたい。 Leica M3 // summarit 50mm F1.5 L 先代クセノンを改良し、1954年から60年にかけて製造されたレンズで最短1m、フィ…

CineStill フィルムレビュー

ブログ記事を読んでいたらとても豊かなトーンの写真が掲載されていて、大変興味が湧いたので著者にもお尋ねして、早々使用する機会に恵まれた。 CineStill BWXXは元々はEastman Kodak Double-X(5222)シネマ用のフィルムとあってダイナミックレンジ(トーン…

Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 ZM レビュー

スカッと抜ける、とにかくその一言に尽きる。 広角特有の歪みを抑えたBiogonタイプならではの果てしなく続く地平線の描写、不安を取り除いたアーキテクチャの直進性描写など、見る人が見れば気持ちいい、と感じるのではないだろうか。 現在ZMのBiogonタイプ…

LEICA SUMMARON 35mm F2.8 レビュー

前回F3.5のレビューを書いたので、今回はF2.8について。 4群6枚のレンズ構成はF3.5と同じだが、ランタンガラスを使用したことで半段ほど明るいF2.8となった。E39径のF3.5は190gで、こちらは160gと30gほど軽い。最短もF3.5の1m(眼鏡無)から70 cmとなってお…

LEICA SUMMARON 35mm F3.5 (goggle)レビュー

LEICA M3用に買った35 mmレンズで、眼鏡付きのもの。サイズが重くなる反面、M3の宿命である最短撮影距離1 mをゆうに割り込み、65 cmまで近接できる優れもの。 M3 & Summaron 35mm F3.5 写真家の渡部さとる氏も著書『旅するカメラ』の中で、印画紙にネガを焼…

これまでのライカMマウント35 mmを振り返る総括レビュー

年号が変わって新しい時代になったので、これまで使ってきた 35 mmをそれぞれレビューしてみたい。(お時間のある時にご覧下さい。そして、これらは完全に私の主観でお気に入りはあれど、特定のレンズを批判するつもりはありません。またライカMマウントでフ…

焦点距離 40 mmの魅力

40 mmという画角にはどこか歯がゆくも、愛おしいイメージがある。 私が 40 mmのレンズと初めて出会ったのはライカミノルタCL付属の Rokkor 40 mm F2である。 レンズの性能自体は開放は淡く、絞れば国産に恥じないキリッとした表情をみせる。オールドレンズに…

Hasselblad 500 C/M レビュー

年明け早々、埼玉県飯能市にある棒ノ折山(969m)に登ってきた。 持参したカメラはHasselblad 500C/MとPlanar C80mm F2.8、フィルムはEktar100とIlford Hp5+、Fujifilm Pro400H、それからGR。三脚はジッツオトラベラー。 登山口近くにある温泉『さわらびの湯…

Nikon New FM2 レビュー

謹賀新年、暇に任せて新宿のカメラ店をあちこち回り、New FM2 ボディ、そして50mm F1.4のレンズ、B&Wフィルムを現地調達して江戸川を撮影した。簡易レビュー。 Nikon New FM2 / 50mm F1.4D ボディと大口径レンズを合わせて3万円台。もちろん安くはない、しか…

Carl Zeiss Distagon 35mm T* F1.4 ZM レビュー

一言で表すと、素晴らしいレンズである。 ビルドクオリティーは逞しく、その大きな口径はたっぷりと光を取り入れることを担保しており、他のレンジファインダー用レンズを圧倒する大きさはどのような環境にも耐えうるという信頼の証である。 35mm F1.4という…

Voigtländer NOKTON 35mm F1.2 Aspherical Ⅱ レビュー(備忘録)

数ヶ月前にflickrにのせたNoktonの写真へ先日コメントがついた。それで、ああ、そういえばこんなレンズ持っていたなーと思い出して備忘録。 正直なところフォクトレンダーのノクトンは借り物含めてこれで4本目であるがどれもシックりとこなかった。おそらく…

LEICA SUMMICRON-M 50mm F2 第四世代 レビュー

おそらくライカMマウント50mmの中ではトータルで最も安定性と信頼性の高いレンズだろう。ライカのブランド価値が実性能価格の30%程度は上昇させていることは否定できないが、そのコンパクトさ、すこぶる優秀な光学性能はレンジファインダーがなんたるものか…

LEICA SUMMILUX-M 50mm F1.4 2nd 第二世代 レビュー

鏡筒の作りが秀逸な貴婦人こと 1st から改良を加えた第二世代。呼び方は色々あるが、1st のマイナーチェンジということで『後期型』と呼ばれることも多い。フィルターサイズは 1st と同じ E43 でややマイナーな径ではある。ちなみに第三世代と現行asphはE46…

Voigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4P レビュー

COLOR SKOPAR 21mm F4P。随分前に新同品を安く手に入れることができたので簡易レビュー。 ライカのフレームに 21 mm はないため、別途ホットシューにつける外付ファインダーが必要だが、私は外付無しの撮影が気に入っている。 M3だろうが、M6だろうが普通に…

Leica M6 レビュー

M6は1984年に登場した、いわゆるM4-Pに露出計を組み込んだモデル。M型フィルムライカとしての基本スペックは踏襲しており、ダイカストボディ採用で軽量化も実現している。 Web上に溢れるM6のレビューを読むと、初心者向きだ、いや、むしろ玄人向きだ、質感が…

LEICA 中望遠レビュー

レンジファインダー機における中望遠〜望遠レンズの立ち位置は微妙だ。 90mmや135mmはブライトフレーム(視野枠)が非常に狭くなること、またTTL(レンズを通して見る)ではないため、レンズを変えても画角の変化やBokehの程度など、結果の予測シュミレーシ…

LEICA Summicron 35mm (6 elements)(ズミクロン 6枚玉)

初夏の日差しがほのかに降り注ぐ日曜日の午後、東京散策に出かける。 ちょうどフィルムを1ロール使い切ったところで老舗カメラ屋を覗く。ショーケース内に所狭しと並んだレンズ群。その中にSummicron 35mmの6枚玉をみつけた。 ズミクロン35mmは初代の8枚玉…

Carl Zeiss Biogon 35mm 2/35 ZM ショートレビュー

35mmレンズはとにかく激戦区。ライカMマウントでも例外ではない。その中でも開放F2の明るさを持つBiogon 35mm 2/35 ZMはトータルで最もベストなチョイスではないだろうか。 Biogon構成のレンズは収差が少ないことが特徴で、メーカーによるとディストーション…

Carl Zeiss C-Sonnar 50mm F1.5 ZM レビュー

ゾナータイプは1932年以来構成は変わっていない。CはClassicのCではなく、CompactのCとあるが、その通り、開放F1.5と大口径であるにも関わらず大変小さく、そして250 gと非常に軽い。LEICAに装着した姿はとにかくカメラそのもので、多くの人はそのルックに惚…

LEICA SUMMILUX 50mm F1.4 ASPH. レビュー

描写の所感としては、従来までの球面の柔らかいテイストを残しながらも、より鋭敏でコントラストを増加させており、非球面による収差の低減、そしてなだらかで霧に包まれたような Bokeh は素晴らしいとしか言いようがない。光の表現は見事で、更に洗練された…