Cure of GAS

Cure of GAS

ここ2年間の間にカメラやレンズにたくさんのお金を散財しました。GAS治療中です。

手ぶらでNew York City

カメラ歴はお世辞にも長いわけではない。例えば小学生の頃から父親のライカを譲り受けて云々、などとは別世界であり、自宅には確かニコンの古い故障したカメラが置いてあったように思う。

写真には興味はなく、どちらかといえばそのありのままの現実を映し出すことに心理的に抵抗があったのかもしれない。旅先に行けば写真ではなく心に焼き付けろという気持ちが強かった。よって20代の頃、初めてニューヨークへひとり旅に行った時にもカメラは傍にはいなかった。カメラ・レンズのGASも重篤な今となってはありえない話だ。

ニューヨークではとにかく歩き回った。お金もなかったし、全財産の入った斜めがけのボストンバックに体をもっていかれながらどこまでも歩いた。

 

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スマホもない時代で情報も少なく、それゆえニューヨークの街並みは素晴らしくどうしても写真に残しておきたいという欲求が必然的に生じた。ウォール街のカメラ屋さんに入ってインスタントカメラを探してみるが見つからない。店員さんに聞いてもディスポーザブルカメラは置いていないという。仕方なく宿の近くのグロサリーショップへ行き、そこでユダヤ人の店主からKodakの黄色いインスタントカメラを4つほど買った。これが記憶にある中で初めて自発的に写真を撮りたいために購入したカメラである。

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カメラを手にしてから嬉しくてそこら中を撮影して回った。フィルム枚数に制限があったので無意識のうちに撮るべきものと撮らないもの選別をしていたように思う。

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