Cure of GAS

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Cure of GAS

ここ2年間の間にカメラやレンズにたくさんのお金を散財しました。GAS治療中です。

始まりは突然に

何にお金を使うかは人それぞれであり、その人の人生観・価値観に大きく左右される。毎月のように慈善団体へ寄付する人もいれば、車の改造費に給料の半分以上を費やす人もいる。食べ歩きツアーへの出費を惜しまない人、アイドルグッズに新車が買えるだけのお金を費やす人など、他人から見れば到底理解できないことにお金を使っているように見えても当の本人にしてみればその行為そのものが人生である。

 GASの門をくぐった時、ある種の幸福感を覚えた。なんだかもう色々なことがどうでもよく、ピントずれになることは分かっていても、ある意味で自分の心の絞り値を開放した気分だった。大金を一瞬のうちに消費する感覚。私は賭博はやらないが、おそらくこのようなある種の恍惚感があるのではないかと思う。そして自分にはこのレンズが必要なんだというシンプルな思いだけが行動の源であった。失敗は人を臆病にもするし大胆にもする。EF24mmは私にとっては失敗だった、チキショウ、売却時の差額は勉強代だ、もしくは数日レンタルしたと考えることもできる。もう二度とこんな失敗するか、ならば絶対的な価値観で評価できるものを買おう。高いレンズはその期待に応えてくれるだろう。

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ISO100 f8 1/125 distagon 35/1.4 EOS5DMKII Paris

中古で14万円近くしたDistagonは重さ840gもあり、5DMKIIの800gと合わせて約1.5kgの重りを右手にぶら下げて様々なものを撮った。機材総額は25〜6万ぐらいになっていたが、このシステムで一生涯通してやる、これが最後だと思うことで自分を納得させていた。

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ISO100 f1.4 1/8000 distagon 35/1.4 EOS5DMKII Scotland

 F1.4のBokeh(ボケ)は私を完全に満足させてくれた。一生付き合う相棒としては申し分ない。写真を撮ってしばらくすると重さで右手が痺れてきたが利便性と機能性はトレードオフの関係だと自分を納得させていた。しかしこの時はまだ自分がGASの初期症状を終えて中期になっていることに気づくことはなかった。