Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

M-Rokkor 40mm F2.0 レビュー

M-Rokkor 40mm F2.0はライカミノルタCLに付属のレンズで、本家ライカCLにはsummicron 40mmがセットとなっている。Summicronの方がコントラスト高めとの評価もあるが、両者とも基本的な設計は同じらしく、名前が違えどライカのレンズと考えても問題ないだろう。

Leitz Minolta CL

このレンズはとにかく小さく軽い。しかし決してチープな作りではなく、絞り環やピントリングのタイトでスムーズな感触、鏡筒の質感など、経営不振に陥って外注したレンズだが、ライカの誇りは忘れていない。今回上野・浅草をRollei RPX100で撮影した。レンズの評価と合わせてレビューしてみたい。

Rusty House In Japan
40mmは微妙な画角である。いつもは35mmで撮影するため、最初は40mmという画角に戸惑ったが50 mmの意識を持って、対象を切り抜くという観点で撮影した。ライカミノルタCL自体はとてもコンパクトだが、シャッター音は大きく、振動もよく伝わる。M型ライカに比べてチープといえばそれまでだが、年代を考えると個体差も関係していると思う。

Rusty House In Japan

Rusty House(さびれた家屋)。上野・浅草は1400年前から今の町並みを形成していたらしい。現在残っている家屋は戦後に建てられたものだが、なんとも昭和の香りが漂う。

Rusty House In Japan

曇り空だったため、ISO 100 1/125 f5.6を基本にSSと絞りを調整しながら撮影した。描写としては大変良く写るレンズといって間違いないだろう。そしてどこか優しい。

Rusty House In Japan

古い町並みに合うカメラとレンズ。開放はF2と明るいが、ミラーレス機などに装着すると開放の甘さと収差が目につく。やはりフィルム向きのレンズだろう。

恐ろしく優秀なライカの現行レンズもいいが、このような素朴なレンズもまた大変良いものである。