Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

Ferrania P30 所感

1917年創立のFILM Ferrania社。フェラーリーから連想されるようにその名の通りイタリア北部の会社である。創立以来一貫して写真、映画用フィルムを第一のビジネスとしている。
P30は1960年から続くロングセラーフィルムで粒子の細かさ、グレーの美しさなどが特徴としてあげられる。

Ferrania P30

特にこだわりがあるわけではないが少し気分を変えたくて輸入した。レートにもよるが現地で買えば1本900円ちょっとなのでそれほど高くはないが、如何せん輸入手数料を取られると1本あたり2000円近くになってしまった。まあ趣味なのでしょうがない。

開封して最初の感想は傷だらけ、と言った感じだろうか。当然未開封なのだが、箱を開けてみるとフィルムケースがひどく傷ついている。日本ではまず考えられないレベルのダメージだが、おそらくリサイクル品に違いない。フィルムに限らず欧米の感覚ではこういうことはよくある。以前電化製品を輸入した時もボタン等に指紋がべったりついており、どう考えても店頭展示品(サンプルかもしれない)であったがもちろん定価で販売していた。

とりあえず最近お気に入りのElmarit 28mmで撮影してみた。まずは風景からということで上野浅草、スカイツリーを巡った。出来上がったネガをみると横筋がたくさん入っている。カメラのせいか、元々か。おそらく元々だろう。

Ferrania P30

Elmaritがシャープな描写のためか、非常に尖った写りをしている。ありのまま、そのままに。しかしどこか品があり、まあ月並みだが美しい。

Ferrania P30

シャドー部のトーンも見事で、ハイライトにも粘りがある。フィルムISOは80でElmaritはf値が開放2.8しかないため暗所に強い組み合わせとは呼べないが、それでもトーンが破綻せずに残っているのはベニッシモ(very good)か。

Skytree Cafe Tokyo

残り4ロール。長期保存も可能のようなのでここぞという時に使ってみたい。