Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

Hektor 135mm f4.5 (ヘクトール135mm)

イカのレンズは本当に面白いな、としみじみ感じた。
90mmで中望遠の耐性がついたためか、今度はライカの135mmを試してみたくなった。

It's long enough


もっとも135mmは前回500円で買ったTakumarのレンズで経験済みであり、90mmにはないさらなる圧縮効果に大変興奮を覚えた。Takumarも素晴らしいが、やはりMマウントで試してみたい。

色々調べるとライカの135mmは90mmよりさらに人気がなくそれゆえ中古相場はかなり低い。それどころか、ライカユーザーからすればほとんど値段とは呼べないだろう。まあとりあえず手頃なものを選んで購入した。

a7IIIにマウントを介して装着。想像通り、そのルックスは異様である。長い、重い。しかし妙にバランスがよく、重さをあまり感じない。正直なところ100gほど軽いtele-elmaritの方が重く感じる。いずれにせよ日常的に散歩に使えるレンズではないことは確かだ。とにかく数枚撮影してみる。

ハイライトからシャドーにかけて上品なトーンが観察され、そして合焦部はかなり解像度が高い。80年前のレンズだが、本当に素晴らしい。個人的にはモノクロ向きのレンズであると思う。

Hektor 135mm f4.5

開放f4.5は現在の基準では相当に暗いが、高感度機ならば手持ち夜間撮影も十分に可能だろう。また中望遠ならではのbokehも大変美しい。f4.5ではあまりぼけないように思われるが、光学的な計算では135mmのf4.5は50mmのf1.7、90mmのf2.8相当の被写界深度らしいので、十分に被写体を浮き上がらせることができるだろう。ぼちぼち楽しんでいきたい。

最後になるが、ちょうどスーパーマーズでもあり、試しにこのレンズで火星を撮影してみた。結果として天体撮影に135mmではやはりお話にならない。あとで調べてみると、惑星撮影は最低300mmの世界らしい。宇宙同様に趣味の世界は広い。