Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

Leica Summilux 50mm 第二世代 レビュー

以前現行ズミルックス50mm(asph)をレビューしたので、今回はそれ以前、いわゆるpre-asphと呼ばれるもののうち第二世代をレビュー。

鏡筒の作りが秀逸な貴婦人こと1stから改良を加えた第二世代。呼び方は色々あるが、1stのマイナーチェンジということで『後期型』と呼ばれることも多い。フィルターサイズは1stと同じE43でややマイナーな径ではある。ちなみに第三世代と現行asphはE46。

言うまでもないが、ズミルックスはf1.4の大口径でありライカレンズの中ではサイズが大きい。特に現行のズミルックスは、ノクチほどではないが見た目にも重さも巨大である。
しかし、この第二世代は現行ズミクロンと全長はほとんど変わらない。おまけに実測で50gほど重いだけである。まさにライカのレンズは高性能でありコンパクト。

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写りの所感としてはいわゆる線の細い、淡い描写をする。
ズミクロン50mmと撮り比べるとその違いはよく分かる。ズミクロンはどっしりと線が太く高コントラスト、ズミルックスは全体的に淡く優しい。どちらが良いかは決められない。シチュエーションに合わせて選択していく他ないだろうけど、個人的にはズミルックスはふわっとした明るい雰囲気の写真が撮れるため、女性のポートレートにドンピシャにハマる。ズミクロンは建造物その他ディテールの描写には果てしなく優秀である。(作例はズミクロン。恐ろしくシャープ)

Stone Lantern (Nikko, Japan)

やはり最大の利点はf1.4という明るさだろう。夜間でもISO400のフィルムであれば1/30くらいで手持ちで撮れる。

Hot Spring Resort (Kusatsu, Japan)

レンズ最短が1mのため、元々それが限界のLeica M3に装着している時が最も輝く瞬間だろう。

Leica M3 & Summilux 50mm 2nd

M3の奇跡のような視野率のファインダーから覗く50mmの世界をシルクのような繊細さで描いてくれるレンズ。改めてこのレンズの魅力に気づいたライカー(Leicar)達による需要過多のためか近年価格高騰も激しい。

手にできれば幸運だろう。