Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

撮らなきゃならないと思った瞬間に何かが壊れた話

先日、やや身体がだるかったが、最近写真をとっていないので撮らなきゃなーと思いながら重たい中判カメラをリュックに詰めた。それから玄関に座ってスニーカーの靴紐を結び直してみたりするが、どうにもだるい。疲労蓄積。40代更年期。
それでも気を振り絞って「撮らなきゃいけない」と思い立ち上がった瞬間、何かが壊れた。もちろんカメラではない。頭の中で。それから途端に何もかもがバカバカしくなって外出をやめて、コーヒーでも煎れて、お気に入りのソファーに座って本でも読むことにした。新鮮なモカの香りを胸いっぱいに吸い込んでいると次第に気分も良くなってきた。

私にとって写真は完全に趣味であり、仕事ではない。よって、写真を撮ることは義務ではない。私が写真を撮らなくたって誰も困らないし、当たり前だが世界は1ミクロンも動かないだろう。泥沼の消費がなくなる分、家族がもっともっと豊かになる可能性あるかもしれないが、基本的に写真を撮ることで動くのは私のJoyという感情だけだ。私はその感情を動かすために、撮りたいから撮るのであって、撮らなきゃならないから撮る、のではない。

on Bass

写真の出来栄えも違う。先日膨大なRAWファイルの整理をしていた時、作業をやめて見入った写真は全て撮りたいと思って撮った写真ばかりだった。もちろん家族の写真も含まれる。この人のこういった部分が良いと感じたその瞬間を撮っている写真は何故か心に響く。

本当に写真は奥深い。