Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

APS-Cについて思うこと。

先日所用ついでに六本木の富士フィルム本社で機材レンタルをしてみたところ、APS-C機について思うところがあったので備忘録。

X-pro2

コンシューマ向けの廉価でコンパクトなミラーレスフルサイズが当たり前になってきた現在、かつて高額で一部のプロにしか使われなかったフルサイズ(フルフレーム)への憧れを謳ったキャッチコピー『いつかはフルサイズ』、は近年あまり聞かれなくなったが、世間では(小さな)APS-Cは初心者向け、(大きな)フルサイズは職業的プロを含めた上級者向けのイメージが根強い。

しかし私はフルサイズはむしろ初心者がまず使うべきもので、APS-Cはある程度露出の感を身につけた者が使った方がいい結果が出やすいと考える。

APS-Cはダイナミックレンジが狭く、ポジフィルムのような丁寧な露出を心がけないと白飛び、黒つぶれが起こる。最近のモデルは高感度に強くなったと言っても実用的なISOはまだまだ低く、その分シャッター速度を下げて撮影しなければならないため自然とカメラをしっかりと構えるようになる。レンズもできるだけ開放値の低いものを選ぶようになるし、深い焦点深度のため、bokeh感を出したいのならば被写体に近づいて撮る必要も出てくるだろう。

The next stage

これらはカメラを始めた初心者には少々難易度が高い。私個人、かつて富士フィルムのカメラを何台か使用したことがあるが、当時は露出が下手で、上手く撮ることができず手放した経験がある(それからフルサイズを購入したのは言うまでもない)。

一方フルサイズだが、最近のモデルはダイナミックレンジが大変に広く、ネガフィルムと大差なくなっている。高感度にも強くISO6400は常用。つまり夜間でもSSをそこそこにしながら撮れる。焦点深度も浅く、f2程度でもBokehを十分に楽しむことができる。 統括すると、適当にシャッターを切っても見栄えの良い写真が撮れるのはAPS-Cよりもフルサイズということになる。写真を本気で勉強する必要がないのなら、とりあえず綺麗な写真を撮って思い出を残した方がいいに決まっている。

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今回はX-pro2をレンタルしたが、軍幹部で全ての露出設定ができるのが大変便利で楽しい。フィルムカメラで露出の感覚を身につけた今なら尚更である。とにかく写真を撮る行為について満足感があるし、フィルム撮影同様チャレンジしがいがある。

end roll --------------------------

 

結局今手元にはX-pro2といくつかのXFレンズがある。 まんまと富士フィルムの販売戦術にやられてしまったわけだが、それも楽しい。さて、露出を決めて出かけることにしよう。