Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

CONTAX LAST DAY : G2 レビュー

T3、T2に引き続き、今回は最終回ということで CONTAX G2 について簡易レビューしてみたい。

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CONTAX G2

14年前(2005年)に製造が終わった製品なので今更感はあるが、一応簡単に説明しておくと、G2はGマウントレンズ交換式AFカメラで操作は全て電子化されている。一応レンジファインダーの部類には入るとしているが、ライカとは180度異なる。そもそも2重像のスピリットイメージもない上に、レンズは全てAF仕様でマニュアル操作できない。それでもその天井を削ったスタイリッシュなフォルムは like a LEICA(ライカのような) と表現しても差し支えないだろう。

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電子化という点を除けば、軍幹部のSS調整ダイヤル、レンズに絞りリングが付いていることなど往年のフィルムカメラの趣は十二分に残っている。ファインダー越しに合焦を視覚的に確認できないのがやや不満点ではあるが、AF精度は概ね良好で、合焦すれば素晴らしい絵となる。

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Zeiss Biogon 2.8/28 T*

カメラも素晴らしいが、特筆すべきはやはりこの素晴らしいGマウントレンズ群ではないだろうか。現状 Sonnar 45 mmと Biogon 28 mm が手元にあるが、これまで使ってきたZeissレンズのどれとも似つかない写りをする。例えば Biogon 28 mmはMマウントでも使っているが、GマウントのBiogon は何か違う。線が太いだとか、粘りがあるとか、言葉にすることは可能だが、あえていうなら画の存在感と重厚感がMマウントと異なる感じを受ける。

Cat & bed

Sonnar 45 mmも大変素晴らしく、このレンズを使いたいがためにG2を手にする方もいるようだが、その気持ちよくわかる。開放F2での合焦点のキレは見事で品があり、Bokehはトーンを残しながらもなだらかにつながっていく。

HERB

T3, T2と使用してみて、個人的には一番しっくりときた。手にした質感、ホールディング、駆動音など、少なくとも現状はライカと同じかそれ以上のフィーリングを楽しんでいる。レンズの種類が少ないのも良い。邪念に囚われることがなくなり撮影に集中できるだろう。

あらためて言うまでもないことだが、ライカだけがカメラではない。ライカは長年に渡ってその素晴らしい職人技術と類稀なるマーケティング戦略によって現在の王国を築き上げ、今もなお人々を魅了し続けている。

そんな夢のような王国の城門を出て少し足を伸ばして旅をすれば違う国の、違った街の風景に出会えることだろう。

 

機会があれば是非。

CONTAX G2

CONTAX G2