Cure of GAS

Castle Rock Photography

日々について淡々と書きとめてます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

少し休息が必要かもしれない

海外から戻ってきてめっきり写欲が失せてしまった。 理由は分からないが、率直な気持ちを言葉にすれば撮りたい対象が無い、ということになる。 家族(といっても妻と猫の3人暮らし)の写真を撮るのは大変意味のあることだが数年後に見直して「なんか若いねー…

ヨーロッパ周遊記

ヨーロッパへ持参したカメラはHasselblad 500C/M、Rollei 35そしてデジタルはGRII 。 カメラの選択には1ヶ月かかった。 荷物は出来るだけ少なくしたいが、中判でも35mmでもフルサイズデジカメでもGRIIのようなコンパクトサイズでも撮りたい、などなど欲は尽…

Rollei 35 レビュー

ヨーロッパ周遊に Rollei 35 を持って行ったので、旅カメラとしての実地レビュー。 Rollei 35 Germany Rollei 35シリーズはいくつか種類あるが、これは Carl Zeiss Tessar 40mm F3.5 のベーシックなモデル。とにかく軽く、小さい。そして素晴らしい描写をす…

CONTAX G2 レビュー

T3、T2に引き続き、今回は最終回ということで CONTAX G2 について簡易レビューしてみたい。 CONTAX G2 14年前(2005年)に製造が終わった製品なので今更感はあるが、一応簡単に説明しておくと、G2はGマウントレンズ交換式AFカメラで操作は全て電子化されてい…

CONTAX T2 レビュー

前回の T3 レビューに引き続き、今回は CONTAX T2 についてレビュー。 所感としては、チタン外装のためか、ボディはかなり頑丈で、見た目より重い(およそ 300 g)。サイズや重さでは T3 が圧勝だが、個人的にはホールド感は T3 よりも良好と感じた。 沈胴式…

CONTAX T3 レビュー

チタン外装されたボディに Zeiss の銘玉 Sonnar が装備された超プレミアムコンパクトカメラ。友人の妻の親父さんが山岳マニアでカメラを沢山持っておりこれはその1台。 CONTAX T3 以前から気にはなっていたが、今回試用できる機会に恵まれたのでレビュー。…

Leica Summicron 35mm F2 ASPH. レビュー

現行のフードねじ込み式の前のモデルで、4世代目。非球面レンズ採用とあってやや重量は増したが、相変わらずのコンパクトさで取り回しに困る事は全くない。 描写を一言でいい表すと、とにかく優秀。オールド感は全く無く、しっかりと、真っ直ぐと結像する。…

ストリートフォトについて思う事

ストリートフォトを定義するのは非常に難しいが、色々調べると基本的にはヒトと人工物の組み合わせが写っている写真をそう呼ぶらしい。 ただし人といっても自分の家族や友人ではダメで(それらはポートレートや記念のスナップ写真になる)、全く赤の他人、し…

Leica Summarit 50mm F1.5 L レビュー

先代クセノンを改良し、1954年から60年にかけて製造されたレンズで、最短1m、フィルター径E41、そして320gと大変重たい。M3に装着しておよそ1000g(1 kg)。ある意味重厚重量級の大変個性的なレンズである。 Leica M3 // summarit 50mm F1.5 L Leica M3 // …

CineStill BWXXフィルム レビュー

はてなブログ記事を読んでいたらとても豊かなトーンの写真が掲載されていて、大変興味が湧いたので著者にもお尋ねして、早々使用する機会に恵まれたのでレビュー。 CineStill BWXXは元々はEastman Kodak Double-X(5222)シネマ用のフィルムとあってダイナミ…

Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 ZM レビュー

ZeissのMマウントレンズ群の中でビオゴンタイプは最も信頼のおけるレンズだろう。撮像はスカッと抜け、歪みも極限まで抑えられている。とにかく描写は素晴らしい。 ビオゴンは 21mm、25mm、28mm、35mmがあり、この中でも28mmという画角はかなり地味な存在で…

Leica Summaron 35mm F2.8 レビュー

前回ズマロンF3.5のレビューを書いたので、今回はF2.8について。 4群6枚のレンズ構成はF3.5と同じだが、ランタンガラスを使用したことで半段ほど明るいF2.8となった。さらにF3.5(190g)に比べ30gほど軽く、最短距離もF3.5の1mから70cmとなっており、総じて…

Leica Summaron 35mm F3.5 (goggle)レビュー

LEICA M3用に買った35 mmレンズで、眼鏡付きのもの。サイズが重くなる反面、M3の宿命である最短撮影距離1 mをゆうに割り込み、65 cmまで近接できる優れもの。 M3 & Summaron 35mm F3.5 写真家の渡部さとる氏も著書『旅するカメラ』の中で、印画紙にネガを焼…

【35mm編】ライカMマウントレンズまとめレビュー

35mmは私にとって"視野角"と言っていいほどしっくりくる画角だ。それは谷中辺りをあんみつの甘い匂いに誘われながらぶらぶら散歩している時に出会い、見定めた景色や光景そのものをなんの苦もなく、その場でライカのファインダーで捉えることができる。一歩…

焦点距離40mmの魅力

旅に出ようと思い立った時、いつも困るのがレンズ選び。大好きな35mmは外せないとして残り1つ、いや2つか。 かつてZeissのフルサイズ用Canonマウントレンズを3つ海外旅行に持参したことがある。25mm、35mm、50mm。それぞれ500g超えの横綱級レンズで旅行後半…

Nikon New FM2 レビュー

謹賀新年、暇に任せて新宿のカメラ店をあちこち回り、New FM2 ボディ、そして50mm F1.4のレンズ、B&Wフィルムを現地調達して江戸川を撮影した。簡易レビュー。 Nikon New FM2 / 50mm F1.4D ボディと大口径レンズを合わせて3万円台。もちろん安くはない、しか…

Hasselblad 500C/M レビュー

6x6フォーマットで最も有名な中判カメラ、ハッセルブラッド。80年代から90年代にかけて、およそ100万前後で販売されており、駆け出しのカメラマンが一生を背負う覚悟でローンを組んでいたとのことだが、現在は状態の良いものが当時の 1/10 の価格で手にする…