Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

Leica Summilux 35mm ASPH. FLE レビュー

イカ35mmレンズのフラッグシップモデル、ズミルックス。1960年に1stモデルが発売されて以来、4世代目になる。2010年にFLEを採用したモデルが発売され、これが現行にあたる。

Leica m4-P with Summilux 35mm f1.4 asph and Rollei RPX 400

レンズ自体は大変上品な質感と作りをしており、ラグジュアリーな雰囲気。ズミクロンに比べ重さはあるが、鏡筒の長さも抑えられており、他の大口径レンズに比べれば大変コンパクト。

デジタルを意識した設計のため、写りはとても現代的。開放で撮ると周辺光量落ちはあるものの、合焦部は大変素晴らしく、ボケもスムーズで、いわば独特の3Dエフェクトがある。

First Shot

イカのレンズ全般にいえることだが、解像度という点では国産のレンズ(シグマなど)にも及ばず、そういった意味で、野暮なことだが、オーバープライスなのは間違いない。

しかし大口径でありながら、このコンパクトさで開放から実用的なレンズはそうはない。レンジファインダーの基本原則である、手軽にその瞬間を切り取る、に基づいて設計されている。

そしてライカ独自の"緩さ"。人間的というのだろうか、絵に情緒がある。他社製色々なレンズを使った経験としてライカレンズにしか撮れない絵は間違いなくあると思う。

機会があれば是非使っていただきたいレンズであることは間違いないが、同スペックのCarl Zeiss Distagon 35mm F1.4 ZMも大変素晴らしいレンズなので、そちらも検討していただければと思う。

Upon a sunny afternoon