Cure of GAS

Castle Rock Photography

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Carl Zeiss Biogon 35mm 2/35 ZM ショートレビュー

35mmはとにかく激戦区。ライカMマウントでも例外ではない。その中でも開放F2の明るさを持つBiogon 35mm 2/35 ZMはトータルで最もベストなチョイスではないだろうか。

Biogon構成のレンズは収差が少ないことが特徴で、メーカーによるとディストーションはほぼゼロとある。35mmを広角レンズと捉えると、風景写真や建築写真では大変有用なレンズとなる。もちろん解像度は高く、高コントラストのZeiss色は健在で、少し絞るだけでマテリアルの質感を存分に表現できるだろう。反面周辺光量落ちは避けられないが、それがまた個性として良い効果を生み出すことも多い。

比較対象のSummicron 35mm asphだが、正直言って値段の差ほどの描写の違いは感じられないし、むしろ収差を抑えたBiogonの方が隅々まで端々しい描写をする。違いといえばやはり鏡筒の長さからくるファインダー右下のブロックだろうか。気になる方は気になるだろうが、私は特に気にはならなかった。

 

「決して安くはないレンズだが、純正と比べ1/3の価格で買える。浮いたお金で妻と寿司バー(SUSHI BAR)にいくつもりだ」NY在住マークさん(仮称)のレビュー

 

ぜひ一度は試していただきたい。