この猛暑の中、マスクしながら外出、さらに撮影などとてもできそうにないので自宅で写真の整理。
無造作に置かれたアルバムの中からRolleiflexで撮られた写真が出てきた。
説明する必要もないだろう。ローライ二眼カメラの頂点。
F2.8にするか3.5にするかかなり悩んだ。参考にしようとレビューも国内海外問わず全て読み漁った。結果、軽さとバランスでF3.5モデルを選んだ。
プライス的にF2.8に比べて若干安めだったが、それでも一般的には高額商品。当時は結構無理をして購入した記憶がある。
Planar 75mmの写りは大変素晴らしく、シャープさの中に艶があるといった感じ。 光の捉え方も上品。
付属品もいくつか入手した。ローライは拡張性が充実しており、パーツそのものが全て可愛らしい。気づいたら近接用のローライナー、純正フードなど、レゴブロックを積み上げるが如く増えていった。ストラップも肌触りの良いものを特注した。
大変楽しく撮影していたのだが、それからすぐに手放した。操作性が合わなかったのか、ファインダーを覗くのが慣れなかったのか、F3.5という暗さが使用環境に合わなかったのか、正直原因はよくわからない。
ところがしばらくしてローライコードVbを手にすることになる。そしてこちらはかなり長いこと楽しんだ。不思議なものである。やはり私は小市民で、気兼ねなく使えるプライス帯のオモチャが性に合っているのかもしれない。
その後F2.8のローライフレックスを購入検討したことがあるのだが、どうせ手にしてもカバンに放り込んで使うこともできないのだろうな、などと考えて皆さんの作例をポチポチ眺めて過ごす日々である。