Cure of GAS

Castle Rock Photography

日々について淡々と書きとめてます。

Fujifilm X-E4レビュー

決して熱心なユーザーではないし、最後に使ったカメラはx-pro2だが、富士フィルムの話題のモデル、今更のレビューにお付き合い下さい。

Theater

現在EOS RPと併用して使っているが、やはりコンパクトなのは大変良い。

EOS RPも35mmフルフレームとしては大変軽く小さいのだが、X-E4は更に、圧倒的に小さい。

端正なデザインのためグリップに不安があったが、こちらはすぐに非純正品を安く購入した。装着、強度ともに全く問題はなく、安定性がすこぶる増加した。大変良い品。

画質はどうか。私が感動したのはX-Trans CMOS 4の性能だ。これまでAPS-Cはセンサーサイズと引き換えに色調、ダイナミックレンジが(比べるのも馬鹿馬鹿しいが)、35mmフルフレーム(フルサイズ)に比べ劣る。これはどうしようもない事実で、極端な話、35mmフィルムと中判フィルムくらいの差がある。

ところがX-Trans CMOS 4になって、個人的には全くもって及第点となった。どの写真を見ても「もう少し...」という感じがなくなった。大変素晴らしい。そのため外出時には積極的に持ち出すようになった。 ちなみにレンズは7artisan 35mm F1.2だが、噂通り素晴らしいレンズで最新のセンサーによってポテンシャルを最大限に引き上げているように感じる。開放ではEF50mm F1.2Lを彷彿させるぬるりとした画を楽しむことができる。

ブログ掲載の写真は全てこれで撮った。上野で撮ったいかにも上野的な写真を掲載する。

とまあ色々書いたが、何より嬉しいのは外出したい気分にさせてくれることだ。このカメラを持って撮影しに行こう、それは鬱蒼とした日常に間違いなく良い刺激を与えてくれるものだし、精神衛生上も何より必要なものだ。

外に出かけよう。街をぶらつきオープンテラスでアイスカフェオレを飲もう(もちろんビールも)。

海に山に出かけてもいい。温泉旅行も。そして写真を撮ろう。

良いことがあってもなくても、それは必ず良き想い出になるだろう。そして過去を振り返るたびに幸せな気持ちになる人生はどんなに素晴らしいだろう。

F1.2