2017年に記事を書いたONAのカバン
その当時で3年ものだったので、今年で10年になる。 こんなに長く所有しているものは私的には珍しい。
エイジング?というほどでもないが、革素材は時々タピールでメンテナンスしているので、まずまず状態は良いといったところか。
表面はバブアーのようにオイルが若干含まれたキャンバス生地(定かではない)で購入当初は撥水性も十分にあったが、10年経った今では傷だらけで、オイルも完全に抜けているように思われる。
思えばこのカバンにライカM3とオールドズマロン3.5を詰めてどこにでも行った。
茅ヶ崎海岸で雨に打たれた時もしっかりとフィルムを守ってくれた。ビーチに直接カバンを置いても気を遣うこともなく、いつでも傍にいてくれた。
サイズ感も重量(フルレザーじゃないので軽い)もちょうど良く、肩または斜め掛けした時の収まりも良い。革素材が品良く、普段使いに街中で持っていても中年特有の ”子どもぽくてみっともないなり” にならない所も良い。
正直なところ外観やインナーはかなりくたびれてきているが(遠目からは許容範囲といった感じ)、妻とのちょっとした外出や小旅行に今でも使っている。
手放そう、買い換えようと思ったこともあるが、どうしても踏み切れなかった。そういうモノは人生でそう多くはないだろう。
私にとってのバッグ、ONA、これからも大切に扱っていきたい。