Cure of GAS

Castle Rock Photography

日々について淡々と書きとめてます。

フィルム写真

フィルム写真と久しぶり(三年ぶり)の自家現像

休みを利用してフィルム撮影と自家現像を行うことにした。 実はここのところ(コロナ禍以降)すっかりフィルムから足が遠ざかっていたのだが、冷蔵庫を開けるたびに目に入るフォマパン群がどうにも気になっていた。これは安い時にまとめ買いをしたものだが、…

フィルム売り場が無くなっていた。

近所の家電量販店のカメラ関連売り場が改装され、見事にフィルム売り場が撤去されていた。それどころかカメラ売り場の規模そのものが縮小、休日だというのに客は少なく閑散としている。 カメラが売れない時代 今更始まった訳ではないが、身近で起こるとやは…

鎌倉、東慶寺にて

昨年のお話。 尊敬する小林秀雄先生が眠る東慶寺へお墓参りを兼ねて訪問した。 東京から鎌倉へ。県は違えどそこは関東圏、電車で1時間もかからない。しかし不思議なことに駅を降りると空気が違う。 東から運ばれてくる潮を含んだやや湿った風が心地良くて、…

続:フィルムの終焉

富士フイルムの160NSディスコンのニュースに心が痛んだ。 ニュートラルなカラーで使い勝手がよく、かなり安価。これから中判フィルムを楽しむ方にも、気軽に手を出しやすい良いフィルムだった。 FUJIFILM カラーネガフイルム(プロフェッショナル用) フジカラ…

休暇と写真と

悪天候と自粛が重なってせっかくの休暇なのに外出が全くできない。 良い機会なのでこれを定年退職後(まだまだ先だけど)のシュミレーションなんだと思うことにしてみた。 朝はストレッチと軽い読書。日中はアイスコーヒーを飲みながら映画や音楽鑑賞。日暮…

フィルムは存続すると信じる理由

謹賀新年。初号だがフィルムユーザーにとってはあまり喜ばしい話ではない。鮮やかな青みがかった色が特徴のFUJI PRO400Hが販売終了とのアナウンスがなされた。 このフィルムは国内で買えるものとしては大変安価で、ポートラの代わりとして長らく愛用してきた…

2020年最後の東京散策

東京散策に出かけた。といっても大それた事ではなく、ローライコードを鞄に入れて上野、根津、谷中あたりをブラブラ。撮るものがなければそれでいい。およそ3ヶ月ぶりである。 Fujipro400H / 上野 人混みを避けるために本郷の裏道を歩く。休日の東大周辺は静…

これからの写真(カメラ)との付き合い方

写真を撮らなくなって早数ヶ月が経とうとしている。 季節の変わり目と外出自粛のムードが徐々に写欲を蝕み、いつしかその状態に慣れてしまった。 数ヶ月前、退職する同僚の写真を撮ったきり棚に置きっぱなしのローライコード。部署のメンバーで集まってセル…

単体露出計の必要性

かなり大胆なタイトルになってしまったが、おそらくフィルムカメラユーザーなら必ず一度は悩まされるテーマである。 古い露出計。セレン式で強力な磁場を放つ。 結論から言えば、21世紀の現在においては、写真を撮る目的にはほぼ必要ない機材である。デジカ…

デジタルはどこまでフィルムに近づけるのか

Web検索で良い感じのフィルム写真を見つけた。被写体もそうだが何よりその全体的な雰囲気がいかにもフィルムぽい。しかしよく見てみると、VSCOとある。 VSCO: 写真加工・動画編集アプリ Visual Supply Company 写真/ビデオ 無料 ほとんどの方がご存知だと思…

本当に必要な写真は10分の1しかなかった

在宅が長引き手持ち無沙汰の日々が過ぎる。 普段やれない事をやろうとして、本を読んだり、映画を見たり。 写真も整理しないと。 この際思い切って写真断捨離もいいかもしれない。 それでデジタルとフィルム合わせて1万枚以上の写真を洗ってみる。 パッと見…

魅惑のフィルム

相変わらずフィルムで撮っている。 レンズやカメラに対して倦怠期という時期で、その辺りにはどうにも楽しみを見出せ無くなった。これまでの金銭的な負担も大きく、計算するのも恐ろしい。幸いなことにローンは無い。買えないものは買わない、買える範囲で買…

誰がためにフィルムで撮る For Whom the Film Is Taken

写欲は一向に戻らない。最後に記事を投稿してから撮影したのは120フィルム2ロールのみ。猫と花と、正月の家族写真。 元日の猫 Hasselblad 500C/M CF100mm F3.5 以前から気になっていたZINE。撮りためた材料も集まった事だし、そろそろ1冊、というわけで FU…

CineStill BWXXフィルム レビュー

はてなブログ記事を読んでいたらとても豊かなトーンの写真が掲載されていて、大変興味が湧いたので著者にもお尋ねして、早々使用する機会に恵まれたのでレビュー。 CineStill BWXXは元々はEastman Kodak Double-X(5222)シネマ用のフィルムとあってダイナミ…

Ferrania P30 レビュー

FILM Ferrania社はイタリア北部のフィルム会社で、1917年の創立以来一貫して写真、映画用にフィルムを供給している。P30はもともと映画用のフィルムだったものを静止画(Still)用にしたもので、1960年代の復興版として再発されている。残念ながら日本での取…