Cure of GAS

Castle Rock Photography

日々について淡々と書きとめてます。

レンズ選び

ズームレンズ(一応大三元)レビュー

前回ズームレンズの記事を書いてから運よく入手できたEF24-70mm F2.8L II USMについて実践的レビュー もう10年以上前のもので、おまけに超有名なレンズなので今更レビューもないのだが、記憶にあるかぎり赤リングを所有するのはEF50mm F1.2以来二度目で、特…

悩ましいズームレンズ

私の撮る写真のほぼ100%が単焦点で撮られたものである。 特に自慢することでも、自分の覚悟を宣言しているわけではないし、単焦点じゃないと良い写真が撮れない、などと思っているわけでもない。 ただ自分の撮影スタイルとして単焦点が性に合っていた、とい…

やはり苦手な50mm

50mmが苦手である。 苦手なので使わない。使わないので上手くならないし魅力を感じない。実際数でいえば、35mmに比べ3分の1程度しか写真は残っていない。 それでも写真を始めた頃は50mmを積極的に使ってきた。 50mmは標準の画角として頂点に君臨しているし、…

ミラーレスで蘇るカールツァイス | Carl Zeiss

写真を撮るのが楽しくない。 撮った写真を見るのは好きだ。しかし写真を撮る行為そのものは楽しくも何ともない。 フィルムカメラで撮っていた時は終始楽しかった。一枚一枚が光と影、または3原色のきらびやかで物憂いコンポジション、束の間の美という儚い…

旅と単焦点広角レンズと記憶

陽も高くないうちから斜面に無数安置された墓跡の間を一段一段慎重に下っていくと次第に視界が開け、眼下に広がる港に圧倒される。 長崎の朝 肌を刺す寒い冬朝だというのにどこか生ぬるい、湿った空気が鼻先をかすめるように通り過ぎていく。静寂のグレイブ…

七工匠-7Artisansのススメ

七工匠(しちこうしょう)7Artisans、正式名称は深セン市七工匠光電科技会社、は、2016年3月に中国広東省深セン市にカメラ愛好家達のレンズ開発プロジェクトから始まった。高コスパ及び高品質の製品のおかげで、「七工匠」が人々に認められて有名になり、チ…

ズミルックスとズミクロン35mm

海外レンズブログやYouTube動画などでもよく取り上げられる比較。私も含めこの2つのレンズ、どちらを入手すべきかで悩む方は多いだろう。もちろん2つとも手にするのも夢があっていい。両方使用した経験から個人的な感想を述べたい。ほどほどに参考にしていた…

【50mm編】ライカMマウントレンズまとめレビュー

50mmの画角は嫌いではないが、特に好きでもない。常用かと言われればそうでもないし、全く使わないわけでもない。標準と呼ぶにしてはやや狭いし、被写体を強調するには広すぎる。無個性のようで時々ハッとするような、直感に訴えかけてくる絵を描くことがあ…

【35mm編】ライカMマウントレンズまとめレビュー

35mmは私にとって"視野角"と言っていいほどしっくりくる画角だ。それは谷中辺りをあんみつの甘い匂いに誘われながらぶらぶら散歩している時に出会い、見定めた景色や光景そのものをなんの苦もなく、その場でライカのファインダーで捉えることができる。一歩…

焦点距離40mmの魅力

旅に出ようと思い立った時、いつも困るのがレンズ選び。大好きな35mmは外せないとして残り1つ、いや2つか。 かつてZeissのフルサイズ用Canonマウントレンズを3つ海外旅行に持参したことがある。25mm、35mm、50mm。それぞれ500g超えの横綱級レンズで旅行後半…

焦点距離28mmと35mmの使い分け

28mmと35mmの使い分けについて考えてみる。 私は間違いなく35mmの画角が好きで、これまで撮影した写真の9割以上は35mmのレンズで撮影されたものである。これだけ35mmレンズを使っていると自然に画角の感覚が身につくため、今はカメラを構える前から空間に35m…

焦点距離 35mmと50mmの使い分け

キットズームレンズから脱却して単焦点レンズの魅力にハマった時、まず悩むのがどの焦点距離のレンズを買えば良いのかということではないだろうか。 超広角から望遠まで一通り触り、そして断捨離してきた中で、現在棚に残っているのは35mmと50mmのレンズのみ…