Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

Back to the 35mm / オリンパス OM

ライカ一式を従兄弟に譲って以来、35mmを使わずもっぱら中判カメラで室内や家の周りなどを撮っていた。 中判フィルムは本当に素晴らしい。広いダイナミックレンジと優雅な解像力。 しかしやはりその機材の重さが ”気楽に” という言葉を蝕んでおり、田中長徳…

Pentax 645 NII レビュー

PENTAX 645は初期モデルが1984年に発売され、オートフォーカス機能を備えたN(1997年)、そして2001年に NII が発売された。手元にあるのは NII 。簡易レビューをしたい。 これまで中判カメラは Plaubel Makina 67 、Mamiya RZ67、ローライ各種、そしてハッ…

デジタルはどこまでフィルムに近づけるのか

Web検索で良い感じのフィルム写真を見つけた。被写体もそうだが何よりその全体的な雰囲気がいかにもフィルムぽい。しかしよく見てみると、VSCOとある。 VSCO: 写真加工・動画編集アプリ Visual Supply Company 写真/ビデオ 無料 ほとんどの方がご存知だと思…

Flexaret VI レビュー

長いこと記事にしようと思ってそのままになっていた備忘録レビュー。 このカメラを知ったのは本当に偶然で、チェコ出身の小説家クンデラの存在の耐えられない軽さを読んでいた流れでチェコスロバキアに興味を持ち始めた。同時期、不思議なことに幾つかの店舗…

本当に必要な写真は10分の1しかなかった

在宅が長引き手持ち無沙汰の日々が過ぎる。 普段やれない事をやろうとして、本を読んだり、映画を見たり。 写真も整理しないと。 この際思い切って写真断捨離もいいかもしれない。 それでデジタルとフィルム合わせて1万枚以上の写真を洗ってみる。 パッと見…

スポーツジムを退会した話

スポーツジムを退会した。 30代後半から始めたジム通い。知り合いがゴールドジムユーザーだったので紹介特典の流れで入会。それから別のジムへ移り5年になる。 私は完全にインドア派だが、元々身体を動かすことは嫌いではない。マラソンもチャレンジしたし(…

風吹き荒れる中禅寺湖(奥日光遠征)

例年3月は妻と1泊旅行をするのが恒例で、北関東を中心に車で3時間圏内を散策していたのだけれど、このご時世、やむなくキャンセルをした。 そのかわりに1人で奥日光へ日帰りで行くことにした。まだ自粛要請が出る前の話である。まあ湖の写真を撮るだけだしク…

魅惑のフィルム

相変わらずフィルムで撮っている。 レンズやカメラに対して倦怠期という時期で、その辺りにはどうにも楽しみを見出せ無くなった。これまでの金銭的な負担も大きく、計算するのも恐ろしい。幸いなことにローンは無い。買えないものは買わない、買える範囲で買…

続編:ストリートフォトについて思うこと

「〇〇さん、写真撮ってるんでスよね、これってどう思いまスか?」 職場の男の子(といっても十分に成人だけれど、私からすれば20代は男の子に見える)、がそういってスマホの画面を見せてきた。 写っていたのは例のアレである。現状公式では削除されている…

これまでの50mmライカMマウントレンズを振り返る総括レビュー

これまで使ってきた 50 mmレンズをそれぞれレビューしようと思い立った。(35mmでもそうでしたが、これらは完全に私の主観でお気に入りはあれど、特定のレンズを批判するつもりはありません。また基本的にはライカMマウントでフィルム撮影での感想を記してい…

誰がためにフィルムで撮る For Whom the Film Is Taken

写欲は一向に戻らない。最後に記事を投稿してから撮影したのは120フィルム2ロールのみ。猫と花と、正月の家族写真。 元日の猫 Hasselblad 500C/M CF100mm F3.5 以前から気になっていたZINE。撮りためた材料も集まった事だし、そろそろ1冊、というわけで FU…

少し休息が必要かもしれない

海外から戻ってきてめっきり写欲が失せてしまった。 理由は分からないが、率直な気持ちを言葉にすれば撮りたい対象が無い、ということになる。 家族(といっても妻と猫の3人暮らし)の写真を撮るのは大変意味のあることだが数年後に見直して「なんか若いねー…

ヨーロッパ遠征記(X 線によるフィルムへの影響)

前回に続いて:ヨーロッパへ持参したカメラは Hasselblad 500C/M、Rollei 35 そして GR II 。 選択には 1 ヶ月かかった。中判で撮りたいが如何せん大きい。フルサイズデジカメは必要だろうか、GR II で十分かな、などなど。まあよくある悩みだ。結局本能にし…

Rollei 35 レビュー

ヨーロッパ周遊に Rollei 35 を持って行ったので、旅カメラとしての実地レビュー。 Rollei 35 Germany Rollei 35シリーズはいくつか種類あるが、これは Carl Zeiss Tessar 40mm F3.5 のベーシックなモデル。とにかく軽く、小さい。そして素晴らしい描写をす…

CONTAX G2 レビュー

T3、T2に引き続き、今回は最終回ということで CONTAX G2 について簡易レビューしてみたい。 CONTAX G2 14年前(2005年)に製造が終わった製品なので今更感はあるが、一応簡単に説明しておくと、G2はGマウントレンズ交換式AFカメラで操作は全て電子化されてい…

CONTAX T2 レビュー

前回の T3 レビューに引き続き、今回は CONTAX T2 についてレビュー。 所感としては、チタン外装のためか、ボディはかなり頑丈で、見た目より重い(およそ 300 g)。サイズや重さでは T3 が圧勝だが、個人的にはホールド感は T3 よりも良好と感じた。 沈胴式…

CONTAX T3 レビュー

チタン外装されたボディに Zeiss の銘玉 Sonnar が装備された超プレミアムコンパクトカメラ。友人の妻の親父さんが山岳マニアでカメラを沢山持っておりこれはその1台。 CONTAX T3 以前から気にはなっていたが、今回試用できる機会に恵まれたのでレビュー。…

LEICA SUMMICRON 35mm F2 ASPH. (第四世代)レビュー

私の使用していたモデルは現行のフードねじ込み式の1つ前のものでフード組み込み式と呼ばれるもの。いわゆる7枚玉の次世代に相当するモデル、4世代目である。 非球面レンズ採用とあって先代までに比べやや重いものの相変わらずのコンパクトさで、取り回し…

ストリートフォトについて思う事

ストリートフォトを定義するのは非常に難しいが、色々調べると基本的にはヒトと人工物の組み合わせが写っている写真をそう呼ぶらしい。 ただし人といっても自分の家族や友人ではダメで(それらはポートレートや記念のスナップ写真になる)、全く赤の他人、し…

LEICA SUMMARIT 50mm F1.5 L レビュー

LEICA M3の購入と同時に入手したレンズで今はもう手元にない。ロクな作例も残っていないが、せっかくなので備忘録も兼ねてレビューしたい。 Leica M3 // summarit 50mm F1.5 L 先代クセノンを改良し、1954年から60年にかけて製造されたレンズで最短1m、フィ…

CineStill フィルムレビュー

ブログ記事を読んでいたらとても豊かなトーンの写真が掲載されていて、大変興味が湧いたので著者にもお尋ねして、早々使用する機会に恵まれた。 CineStill BWXXは元々はEastman Kodak Double-X(5222)シネマ用のフィルムとあってダイナミックレンジ(トーン…

Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 ZM レビュー

スカッと抜ける、とにかくその一言に尽きる。 広角特有の歪みを抑えたBiogonタイプならではの果てしなく続く地平線の描写、不安を取り除いたアーキテクチャの直進性描写など、見る人が見れば気持ちいい、と感じるのではないだろうか。 現在ZMのBiogonタイプ…

LEICA SUMMARON 35mm F2.8 レビュー

前回F3.5のレビューを書いたので、今回はF2.8について。 4群6枚のレンズ構成はF3.5と同じだが、ランタンガラスを使用したことで半段ほど明るいF2.8となった。E39径のF3.5は190gで、こちらは160gと30gほど軽い。最短もF3.5の1m(眼鏡無)から70 cmとなってお…

LEICA SUMMARON 35mm F3.5 (goggle)レビュー

LEICA M3用に買った35 mmレンズで、眼鏡付きのもの。サイズが重くなる反面、M3の宿命である最短撮影距離1 mをゆうに割り込み、65 cmまで近接できる優れもの。 M3 & Summaron 35mm F3.5 写真家の渡部さとる氏も著書『旅するカメラ』の中で、印画紙にネガを焼…

これまでのライカMマウント35 mmを振り返る総括レビュー

年号が変わって新しい時代になったので、これまで使ってきた 35 mmをそれぞれレビューしてみたい。(お時間のある時にご覧下さい。そして、これらは完全に私の主観でお気に入りはあれど、特定のレンズを批判するつもりはありません。またライカMマウントでフ…

焦点距離 40 mmの魅力

40 mmという画角にはどこか歯がゆくも、愛おしいイメージがある。 私が 40 mmのレンズと初めて出会ったのはライカミノルタCL付属の Rokkor 40 mm F2である。 レンズの性能自体は開放は淡く、絞れば国産に恥じないキリッとした表情をみせる。オールドレンズに…

棒ノ折山遠征記

年明け早々、埼玉県飯能市にある棒ノ折山(969m)に登ってきた。 持参したカメラはHasselblad 500C/MとPlanar C80mm F2.8、フィルムはEktar100とIlford Hp5+、Fujifilm Pro400H、それからGR。三脚はジッツオトラベラー。 登山口近くにある温泉『さわらびの湯…

Nikon New FM2 レビュー

謹賀新年、暇に任せて新宿のカメラ店をあちこち回り、New FM2 ボディ、そして50mm F1.4のレンズ、B&Wフィルムを現地調達して江戸川を撮影した。簡易レビュー。 Nikon New FM2 / 50mm F1.4D ボディと大口径レンズを合わせて3万円台。もちろん安くはない、しか…

Carl Zeiss Distagon 35mm T* F1.4 ZM レビュー

一言で表すと、素晴らしいレンズである。 ビルドクオリティーは逞しく、その大きな口径はたっぷりと光を取り入れることを担保しており、どのような環境にも耐えうるという信頼の証である。 F8 10sec ilford HP5+ 焦点距離35mmでF1.4というスペックの性質上、…

LEICA SUMMICRON-M 50mm F2 第四世代 レビュー

おそらくライカMマウント50mmの中ではトータルで最も安定性と信頼性の高いレンズだろう。ライカのブランド価値が実性能価格の30%程度は上昇させていることは否定できないが、そのコンパクトさ、すこぶる優秀な光学性能はレンジファインダーがなんたるものか…