Cure of GAS

Castle Rock Photography

日々について淡々と書きとめてます。

ズームレンズ(一応大三元)レビュー

前回ズームレンズの記事を書いてから運よく入手できたEF24-70mm F2.8L II USMについて実践的レビュー

もう10年以上前のもので、おまけに超有名なレンズなので今更レビューもないのだが、記憶にあるかぎり赤リングを所有するのはEF50mm F1.2以来二度目で、特にズームレンズはこれが初めてであるということを踏まえて、いわば処女レビューといきたい。

The last drop of the vermilion

先日紅葉を撮りに那須へ行ってきたのだが(落葉ばかりだったが)、このレンズは終始つけっぱなしだった。率直な感想としては、素晴らしいとしか言いようがない。

まず操作性だが、しっかりしたトルクのあるズームリングに先端がやや広がったラッパ形状であることから左手に収まり易く、安定させやすい。

これまでずっと200g程度の単焦点ばかり使ってきたので、800gを超える重さにどれだけ自分が耐えられるかわからなかったが、結論としては意外といける、という感じだった。 というのもやはりこの安定感、鏡筒の収まりがよく手に馴染むため重さをあまり感じないというのがあるだろう。

更に手ブレしそうなシチュエーションではむしろこの重さがアドバンテージになっているためか、歩留が良いと感じた。ちなみにこのモデルはISが無いが、RFモデルはIS付きである。

cottage

もちろん全く問題がなかったわけではない。撮影後半になると明らかに疲労感が出てきた。ただ、今回のように移動は車、各シチュエーションで撮影というスタイルならばまだましで、むしろ単焦点を何本も用意して付け替えるリスクや手間を考えるとズームレンズは最も適切な選択だろう。

しかし旅行の数日前に行った東京都内での撮影では、夕方になるとカフェに入るのもめんどくさくなるほどの疲労感で、その時はレンズと自分の年齢を呪(のろ)ったものだ。

肝心の描写だが、本当に素晴らしい。 やはりこれも単焦点でばかり撮ってきた者(私)の意地悪な点なのだが、どうしてもズームレンズの描写について粗探しをしてしまう。

しかしこのレンズに限ってはアラを探すのが難しいくらい優れた描写性能で、実際のところ例えばRF24mm F1.8マクロやRF35mmのレンズと同等か、ボケの美しさでいうならばこのレンズの方が好みである。

Absolutely lovely

もちろん24-70という焦点域も大変使い易い。正直テレはもう少し欲しいなと思うこともあったが、それでも大抵のものは全て、トリミング無しで撮れる。ワイドは十分である。

Mythical world

しかしこのレンズは人気のようで中古市場ではすぐに品切れ、さらに進化したRF24-70よりも品薄となっている。

valley

まあこんな便利で描写もよく、値段も手頃なら分かる気もする。

Favorite Place

というわけで、総括ではこんな素晴らしく便利なものが世の中にあったのか、という感じで、正直もう単焦点は必要ないかな、とも思えたが、それと同時に、ディラン・トマスの詩が思い浮かんだりするのである。

『Do not go gentle into that good night(穏やかな夜に身を任せるな)』