Cure of GAS

Cure of GAS

カメラやレンズにたくさんのお金を散財しました。GAS治療中です。

50mmか35mmか

標準画角が50mmなんて呼ばれるけど自分にはやや狭い。35mmは色々なものを含めた全体像を撮れるから記録写真には向いてると思うし、自分の視野には合っている。あと部屋撮りでは最強だと思う。

ちなみに過去に21mmとか24mmとか使ったことあるけど、パースの歪みが現実的でなくてかなり曲者だと思った。結局使わなくなった。風景用だったんだけど、風景って後で見直した時にもっと広く撮りたかったなーなんてことがなかった。どのような画角で撮ってもその時の思い出は十分に残る。それが85mmでも100mmでも。もちろん個人レベルの話ね。商業用ならそれなりの画角が必要でしょう。

で35mmでほとんどの写真を撮っているんだけど、時々トリミングしたい時があって、自分的には画素数が少ないカメラは35mmは向かないと思う。俺はトリミングなんかしないって人もいると思うけど、せざるを得ない状況は必ずやってくるし、最近流行りのスクウェア画像で出力したいとかね。今5D使っているけどこれ画素数が低いのでファイルの取り回しが楽なんだけど、トリミングができない。それで基本は50mmくっつけてる。5Dと50mmはなんか蜜月な気がするし。ちなみに50mmはポトレ専用。

よって旅に行くなら個人的には35mm1本。本当にこれで十分。ホテルの部屋とか記念に撮りたい時にも35mmは十分。35mm最強。唯一の問題点はボケにくく、ボケさせるために寄る+大口径を使うことだけど、比例してサイズと価格がめちゃくちゃ大きくなることかな?

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distagon 35mm f1.4

赤城先生の本

昼休みに本屋に立ちよると赤城写真機診療所 (玄光社MOOK)が目についた。amazonの中身検索でチラッと見ただけでも興味深いとわかっていたので、気になってはいたが時間が取れず読めなかった本で、それで立ち読みしたのだけれど、ついつい面白くて気がついたら最後までいっちゃった。。すみません赤城センセ。買ってないです。

今ライカを使っているのでどうしてもライカ病の話に目がいってしまうのだけれど、印象深かったのはライカ初心者はまずM6から始めろ、それから必ずM3に手を伸ばすから。どのような経緯でも必ずM3に手を伸ばすから、といったところ。M3そんなにええんかね(使っているけど)。

それからライカは向き不向きがあるという。M6を買ったが1週間で手放した人の話(どちらかというとレンズの問題だと思うのだけれど)、高いカメラなのにAFがないじゃないかと詰め寄るじい様方の話など。色々あるんだなー。

 

 

 

ローン組む?

あれもこれも欲しいなんて言ってると資金は底を突く。どこかの土地持ちとは違ってオージナリーホワイトカラーに潤沢な予算があるわけではないし。

どういうわけかカメラ業界では金利ゼロのローンが当たり前のようだ。名目上はカメラ店さんが金利手数料を払っているのだけれど、製品価格に上乗せして結局は消費者が払っていることにはなるでしょうね。うまいこと欲望の中枢を刺激してくれるわほんと。

ちなみに自分はいつもローンで買っている。30万のものを10回払いの金利ゼロとかで。だってその間、30万円を金利ゼロで借りているのと同じことでしょ?もし30万円を一括で払ったら手持ちが30万減るのだけれど、購入した次の日に何か突然のことがあって(ないけど)30万円必要になった時、これを金利ゼロで借りるのは不可能、だから。現金預金(現金)は最も流動性が高い資産なのでできるだけ手元に長く持っておいた方がいいってマルクスさんもおっしゃってますよ(マルクスだったかな?)。

 

まあとりあえずそんなことでカメラ借金で検索したら面白いのが出てきた。この人本当にカメラ知ってるわーて思った。ツボをつくポイントがてんこ盛りなので

 

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渋谷ヒカリエから中判カメラで。

 

Leica M3 + 50mmレンズ探索

50mmレンズが欲しい。

Leica M3に付ける50mmレンズが欲しい。

すでにM3と同時購入したSummarit 5cm f1.5を持っているし、Summaron 35mm F3.5 眼鏡付き(大好きな画角)もあるからレンズいらないといえばそうなんだけど、ズマリット、これ、なんか重いんよねー。キッチンのはかりで測ってみると320g。大口径レンズにしてはものすごく軽いだろうけど、気持ちあと100g軽ければなーと思ってしまう。普通に置くと重さでM3が前のめりになるしね。

とまあ色々言い訳してるけど、基本的にはGASの発作ということで興味のある50ミリをリストアップしてみた。

Summarit 50mm f1.5 L 現在装備中

候補:

C Sonnar T*1.5/50 ZM

Planar T*2/50 ZM

NOKTON 50mm F1.5 

よく比較対象となるレンズが候補となっているわけだけど、価格は6万~10万くらいでGASに侵されている自分としてはこれくらいの値段なら価格は候補に入らない。

次にF値。当たり前だけどフィルムでISO感度が決まる以上、シャッタースピードのことを考えるとF値は低い程よい。最近は安い業務用富士フィルム100でばっかり撮ってるし(室内撮りがほとんど無理ゲー)。よってSonnarNoktonとなるわけ。ちなみにF1.5のボケは期待していない。ズマリットもそうだけど開放でクオリティーの高いボケを楽しめそうなレンズではないしピンも甘くなる。あくまでSSを稼ぐために低いF値が欲しい。

フォクトレンダーも由緒ある老舗メーカーだけどやはりツアイスが好き。それでsonnarにしようと思ったら、これ最短距離が0.9mなんね。ノクトンは0.7m。M3はもともと最短距離が1.0~0.9mなのでどっちにしても同じなんだけど、なんか気分的にね。それに20cmの差はものすごく大きい。身長でいうと170cm190cmの違いでしょ。感覚的にはものすごい大きい差ですよ。よってノクトンにしようかしらと考えていたら、Planar、これを忘れていた。

F2ってどうなんだろう。RX1Rを使っているので画角は違えどF2の雰囲気については分かっている(sonnar 35mm f2ビルド)つもりだけど、色々なレビューをみると開放から無理のない安定した写りと書かれていたりする。良い意味ではどんな時でも安定した描写ができることが信頼できるとあるし、悪い意味では面白みにかけ、表現力に乏しいとある。といってもノクトンだって現代のレンズなんだから安定しているでしょ。そうなってくるとあとは重さか。

Nokton シルバー 293g

C Sonnar 250g

Nokton ブラック   220g

Planar                   210g

ノクトンシルバーはないな。オモスギル。ノクトンブラックとPlanarはいい勝負。そして最後に、デザインが好きなのがPlanarなんよね。質実剛健な面構えと先端リングがシルバーなところ。ノクトンはなんというか現代的?なデザインのように感じる。本当はクラシックなはずなのになんでだろうね。フィルター径が49mmもあって、それが関係しているのかな。胴回りがキュッとしてレンズ部分がパクゥって感じで開いている。うーん。現代的だなぁ。

Leica M3 + C Elmar 9cm F4

沈胴式エルマーの話。まあ、見た目アレとして、想像以上にシャープな写りに正直驚いた。

 

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しかしフードをつけるとかなり長いよね。。

 

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無限ロック付き。

 

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M3にTMAX400入れて上野をぶらぶら。なんというか思ったよりも望遠は使えるかな。しかし長い。バックから取り出すたびに『ゲェ!なんじゃそれ??』というような他人の視線を感じる。首からぶら下げていても同じだろうね。。物自体のクオリティーは素晴らしく、造形美を感じる。

 

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うーんボカしたい。90mmなのでF4でも位置取りを間違えなければそこそこボケそうだが、それを狙ったセッティングが必要だね。スナップでぼかすのはだいぶハイレベル。

しかしTMAX、いいコントラストしてんなー。

 

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沈胴式なので縮めることができるけど、購入したお店の人はいかなるライカでもこのエルマーは沈胴させない方が良い、とのこと。センサーやシャッター幕に当たるのだそう。あまり持ち歩いたりするレンズではないけれど飛び道具的な使い方が良さそう。

Leica M3 + Summarit 50mm F1.5

しかしライカレンズの名称はややこしい。ズミタールとかズマロンとか。

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とにかくこのズマリット50mmは開放1.5もあり当時としては最新の大人気ハイスピードレンズだったらしい。現在でもf1.5は十分魅力的でしょう。しかしなぜかそんなに人気がない。色々なレビューを読むとこのレンズはクセがあるので、それを狙って使うのはいいが10ショットで8回は及第点を取るようなデイリーな保険レンズには向いてないとのこと。

前回お話ししたように初めてのLeica M3で購入したのがズマリットであったため、そんなこと考える余裕もなくとにかく言われるがままにレジでカードを出して購入した。で使ってみた。

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Leica M3 Ilford HP5

と、いきなり絞りまくっての撮影でクセもへったくれもないが、シャープなのはよくわかる。絞ればシャープ、これは間違いない。

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これも夕暮れで、相当絞ったような気がする。タイルのざらつきなど見事に表現している。同じくM3。

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しかしやはりこれでしょう。開放1.5のフレア。ピンボケはご愛嬌。ちなみにA7RIIにくっつけて撮影。とてもじゃあないがM3を光源に直接向ける度胸はないし、成功させる自信もない。ポートレートなんかではいわゆるハイキーゆるふわなんぞに役立つこと間違いなし。

 

そして極めつけがこれ

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でた、虹。これ開放時に光源との角度によって簡単に出現する。まあ使い所は少なそうだけど、大好きな画家Vermeerのように光をコントロールできるようになればいいなと思う。

 

続く

 

Leica M3 + Summaron 35mm F3.5 RF (ズマロン35mm 眼鏡付き)

まあ、予想通りSummaron 35mm F3.5 RF(眼鏡付き)に食いつくのは時間の問題だった。Summarit 50mm f1.5に問題があったわけではなく、問題は偶然ネット検索して出て来た『旅するカメラ』の中で渡部さとる氏の商品紹介(エッセイだから商品紹介ではないのだが、私にはそう捉えることができた)で、見事にヤラレタ。しかも待ち構えていたかのごとくズマロンサンハンがセール中。人生は短い。ポチるまではもっと短い。

 

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レンズ、眼鏡共にくもりはなく、まあええんちゃいますの(関西弁)。フードはIROOA TYPEでUN復刻もの。まあ正直めちゃくちゃカッコいいね。重いし、無限遠がややずれるけど、50mmデフォルトに無理やり35mmつけているわけだから数ミリのズレはあって当然でしょう。

写りについて前述『旅するカメラ』本文中にはトーンの表現力があるとされ、TMAX400とは蜜月らしい。単純なので全て装備を真似して撮ってみた。

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さっそく東京駅の地下を撮影。 ふーん。へぇー。確かf3.5 ss60くらいだったかな。まあ自分が思ってた光の感じが表現されているからいいレンズなんだろう。

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調子にのって丸ビルから撮影。11半とss500だったと思う。サニー16ルール変法(感度分の16)ってとこ。写り全般には全く問題ないし、絞ればきっちりするけれどsummaron 50mm f1.5の方が絞ればシャープではある。

 

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上野へGO。まあお決まりの歩道橋上から。これも11半とss500。ここまで絞ると周辺光量落ちなんてない。全体的に淡くソフトのためスナップでの肖像権保護的には効果ありかな。

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最後はカラーで〆。ちなみにフィルムはフジカラーの業務用ISO100。十分でしょう。

 

しかしM3も重いし、このズマロンも重いので、それこそ一眼レフ並みのどっこいしょ感がある。正直ビジネスバッグから取り出して、どや!?カッコええやろ?というには自分は若すぎる(といっても40代ですが)感があり、やや恥ずかしい気持ちがした。むしろD810や5DMK4などを取り出した方が不思議と照れ感はなさそうだ。これは60歳のライカに自分がまだ不似合いなんだろうと思う。やはり皆が永瀬正敏サンになれるわけではないのだ。

あと、画質について。これをいっちゃあシラけてしまうけど、レンズの本当の味を知りたいなら現像+印画紙手焼きが原則だと思う。ここでアップしているのはネガスキャンしたもので、必要に応じてRAWレタッチしている。レタッチでコントラストから何から何まで全て調整できる。よって個人的にはレンズのコントラストやトーンについては、それがレタッチ前提であるならば気にせず、やはりハイスピード(f値が低い)か、summaritのように開放で盛大なフレアが出るとか、そういうところを個性として選んでいくといいんじゃないかな、と思ったりもした。もちろん見た目でも。

 

続く