Cure of GAS

Castle Rock Photography

写真やカメラにまつわる話を淡々としていきます。

CineStill フィルムレビュー

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ブログ記事を読んでいたらとても豊かなトーンの写真が掲載されていて、大変興味が湧いたので著者にもお尋ねして、早々使用する機会に恵まれた。

Tearoom

CineStill BWXXは元々はEastman Kodak Double-X(5222)シネマ用のフィルムとあってダイナミックレンジ(トーン)が素晴らしい。ハイライトからシャドーにかけてなだらかにつながる濃淡は例えばilfordなどではなかなか表現できない。もちろんilfordは大好きなフィルムだけど。

同じくシネマ用のFerrania P30(イタリア)も使ったことがあるが、あちらはISO80で大変粒子が細かい。それに比べるとCinestillは公称感度250とあり、やや粒状感が強い。ちなみにこちらは米国製。

Tearoom

普段は自家現像をするのだけれど今回はSIlversaltさんでお願いした。どうやらISO 320で増感現像するとのこと。待つことおよそ1週間。届いたネガを見ると大変美しい。そして増感効果もあってか更に粒状感が増している。スキャンする前から思わず唸ってしまった。印画するとさらに感動するだろう。楽しみだ。現像料込みでかなり高額になるが機会があれば是非。

Still life

しかし、正直言って、もはやフィルムに感動したのか、現像の素晴らしさに感動したのか分からなくなってしまった。それほどプロにお願いした現像の出来上がりは、私が夜な夜なバスルームで行なっている『退廃した自家現像のようなもの』とは全く異なる性質のものだった。

カメラやレンズに夢中になりすぎて、現像過程をおろそかにしている自分に猛省を促し、1. ワンショット用の現像液を使いまわさないこと。 2. 停止は水ではなくてきちんと停止液を使うこと。 3. 定着液はフィルム5本程度で入れ替えること、を徹底することにした。

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T-Max developerは大変優秀で5本はいける、が...

普段の仕事では巧遅拙速(こうちせっそく:多少雑でも仕事が早い方が良い)が求められる。 趣味の時ぐらいは巧遅(遅くても立派なものを作る)で上等、でしょう。

 

後日、自家現像3訓?なるものを実行してみる。以前の状態と比較するのは不可能だが、大変綺麗なネガになった気がする(↓)。新しい世界への扉が今、開かれた(EXIT)

EXIT

cinestill double-x bwxxブラックandホワイト35?x 36

cinestill double-x bwxxブラックandホワイト35?x 36

 

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